萩生田光一の発言 (内閣委員会、経済産業委員会連合審査会)

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○国務大臣(萩生田光一君) 蓄電池は、二〇五〇年のカーボンニュートラルの達成に向けて、自動車電動化や再生可能エネルギーの主力電源化を達成するための最重要技術の一つです。日本メーカーは技術的優位性によって初期の市場を獲得することができたものの、その後、政府の支援も背景に中国や韓国のメーカーが台頭してきたことによって日本のシェアは低下、先ほど先生もおっしゃいましたけど、半導体や太陽光パネルや液晶ディスプレーと同じ運命をたどるわけにはいかないと思っております。同様に他国の後塵を拝しているこの状況を抜け出さなきゃならないと思っていまして。
 振り返ってみますと、これまで国の政策って、官による支援というのは研究開発までで、それ以降は民間の仕事という線引き、ウオールがあったと私は思います。しかし、これからは国も一歩前に出て、研究開発のみならず、社会実装や更にその先の設備投資まで支援するなど、全体戦略をしっかり描いた上で取組を強化することが必要です。
 このため、我が国の蓄電池産業が再び国際競争力を取り戻すための戦略を策定すべく、現在官民協議会の下で検討を進めているところですが、先日発表した戦略の中間取りまとめでは、グローバルに二〇三〇年断面で六百ギガワットアワーの製造能力を確保することを目指すなど、今後の方向性をお示ししました。日本には、ノーベル化学賞を受賞された吉野彰先生の研究を始め、依然として他国に劣らない、世界が認める技術があります。蓄電池産業の厳しい競争状況を踏まえれば、今が最後のチャンスであり、半導体と同様に、国家戦略を描き、一歩踏み出して勝負していく覚悟です。
 資源が確保できないので、これはアフリカに直接行って開発しようと思っています。そのぐらいの覚悟で、技術は絶対負けないわけですから、しかし、資源でまたサプライチェーンを海外に取られてしまったのではこれは安定的な製造ができないので、コバルトなどは直接アフリカへ行って掘削ができるような、そういう環境も思い切ってやってこようと思っておりまして、そういうことを夏に向けて戦略を取りまとめた上で速やかに施策の順次実行を移していきます。
 我が国蓄電池産業の国際競争力強化に向けてしっかり取り組んでまいりたいと思います。

発言情報

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発言者: 萩生田光一

speaker_id: 2656

日付: 2022-04-26

院: 参議院

会議名: 内閣委員会、経済産業委員会連合審査会