河西宏一の発言 (安全保障委員会)
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○河西委員 ありがとうございます。
続きまして、日韓関係について林外務大臣にお伺いをいたします。
今回、特にポーランド訪問で実感をしましたことは、現時点でNATOに加盟をしていないウクライナが、米欧の提供するアセットの輸送あるいは避難民の受入れなどなど、いかに友好的な隣国に支えられているかという点でございました。
翻って、我が国は海洋国家でございまして、台湾有事や北朝鮮の脅威などへの備えは、より重層的な体制が求められるんだろうというふうに思っております。したがいまして、先日の二十二日の日豪の安全保障協力に関する新たな宣言にこの有事への対応に関する検討が盛り込まれたことは極めて重要だというふうに考えております。
他方、この日豪に加えまして、日韓の関係もますます重要になっていると認識をしております。
日韓関係は、海洋国家と半島国家という意味では、御案内のとおり、世界最古の同盟である英葡永久同盟を結ぶイギリスとポルトガルの関係とも地政学的に重なる部分がございます。
また、今月三日の開天節の祝賀会に参加をいたしましたが、尹徳敏駐日大使の挨拶からも、北朝鮮の脅威を背景にして、戦後最悪と言われる日韓関係改善へ、政権交代した韓国の強い意欲とまた危機感も同時に感じたところであります。
その上で、林大臣の先日の所信で触れられたように、韓国は重要な隣国である一方で、様々な課題がございます。両国の世論も決して単純ではない。ただ、その一方で、世論の安定というのは、やはり抑止力を支える大変重要な基盤であるというふうに思っております。
そこで、今後の日韓関係を展望し、例えば二〇〇二年の日韓ワールドカップのような、スポーツ、文化交流を通じた国内世論の醸成の促進を一つの発射台としながら、同時に、有事への対処を念頭に置いた日韓そして日米韓の連携を深化させていくべきだというふうに考えますけれども、林外務大臣の御所見をお伺いをいたします。