恒藤晃の発言 (経済産業委員会)
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○恒藤政府参考人 お答え申し上げます。
御指摘の室蘭市におきましては、日本製鉄の室蘭製鉄所がございまして、そこでは自動車向けの特殊な部素材など多くのものが製造されてございます。また、千人以上の従業員が雇用されるなど、鉄鋼業が室蘭市の基幹産業になっているというふうに認識をしてございます。将来にわたって、こうした室蘭市を含めました全国の鉄鋼業の産業、雇用基盤を維持していくためにも、鉄鋼業の脱炭素化を国際競争力を維持強化しながら進めていくということが不可欠だというふうに考えてございます。
現行の製鉄プロセスでは、高温の熱とともに、鉄鉱石の還元に石炭を蒸し焼きにしたコークスを用いるという必要がございまして、燃料のみならず、原料の消費によって大量のCO2が排出いたします。このため、カーボンニュートラルの実現に向けては、これまでと全く異なる製鉄プロセスを確立する必要がございます。
経産省といたしましては、我が国の鉄鋼産業が国際競争力を維持しながら脱炭素化を実現することができるよう、グリーンイノベーション基金を活用した水素還元製鉄の技術開発などに取り組んでまいります。
その上で、各地域のことにつきましては、企業の事業戦略に関わることでもありまして、予断を与える発言は差し控えたいと思いますが、一般論といたしましては、現在、開発、実証をしております水素還元製鉄技術が確立した暁には、室蘭製鉄所のような、高炉を有します国内の製鉄所に広くその技術が実装されていくということを経済産業省としては期待をしておりまして、まずは足下の技術開発にしっかりと取り組んでまいりたいと考えてございます。