阿部知子の発言 (厚生労働委員会)
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○阿部(知)委員 働き方改革も来るし、本当に大臣のおっしゃるとおりです。医療現場は今、不安におののいています。だって、労働時間を短縮して人がいなかったらどうなるのか。何かを断っていかなければならない。そしてまた、人材派遣と言われて、どこから人が出るのか。大きな見直しのときですので、よろしくお願いしたいと思います。
最後の一問の御質問をさせていただきますが、先ほど私は在宅死の問題も取り上げさせていただきましたが、昨今、コロナの第七波で、特に小児、子供たちの死亡も増えている、感染が増えて死亡が増える、あるいは二十歳以下の方々の死亡例も報告されるようになっているということで、国立感染症研究所の方で積極的疫学調査というものを、二十歳以下の年齢層についての死亡例、四十一例ありますが、それについて調査をなさいました。四十一例あったといっても、実は聞き取り調査をできたのは三十二例でありまして、HER―SYS等で入力されていて把握しても全例の聞き取りはできなかったところでありますが、取りあえず、お手元の資料の五枚目に国立感染症研究所が出した報告がございます。
一言で縮めて言うと、大人だと肺炎が多いけれども、子供の場合は意識障害とか中枢神経系に多く負荷が加わってお亡くなりのケースが多いであろうというプロフィールはここに示されておりますし、例えば、新型コロナ感染後の二十歳未満の死亡事例で、基礎疾患のある者とない者は半々であった。基礎疾患がなくても亡くなっておられるケースもあります。また、予防接種の有無も比較して、予防接種していない方がケースは多かったけれども、でも、予防接種を二回しても亡くなっている方もあります。
私は、一部だけを取り上げて安易に、例えば、今進んでいることは予防接種に全てを流し込んでいこうという方向ですが、私から見れば、その前にもう少しきちんと、なぜ子供たちは死なねばならなかったのかの調査をしていただきたい。
これは、成育基本法の中で、CDR、チャイルド・デス・レビューという仕組みを取り入れました。虐待による死亡、交通事故による死亡、あるいは通常の事故による死亡、いろいろあって、死ななくてもよい子供たちの死を一つでも少なくするということであります。
この国立感染症研究所の分析は、一面を把握していますし、有益ですが、例えば、ここに出てこない事例とかは、十一か月の男の子で、この子はクループになったんだと思いますが、喉が詰まったような状態で、親御さんが医療機関に受診をしようと思いましたが、診てもらえなくて、翌日、搬送途中で亡くなっています。ここには出てこない例であります。
そうなると、子供の死亡の全体を把握するためにCDRという仕組みがあるので、私は、是非この際、先ほどの自宅死もCDRに入ると、チャイルドじゃないので違いますが、なぜ死なねばいけなかったのか。医療体制の問題もあるでしょう。それから、もしかして基礎疾患もあるかもしれない。ワクチンの状況もあるかもしれない。多因子なんですね。一つだけに絞り込んで結果を導くと間違った判断にもなります。
是非、子供の死の全体を見るCDRに、コロナ禍における二十歳以下の子供たちの死亡の検証をやっていただきたいが、いかがでしょう。