野村哲郎の発言 (農林水産委員会)

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○野村国務大臣 ありがとうございます。
 実は、私、今御紹介がございましたように、JAに三十五年間おりました。私が入りましたのは昭和四十四年でありまして、皆さん方はまだ覚えておられない御幼少の頃か、あるいは、まだお生まれになっていない方が多かったんだろうと思うんです。
 四十四年でありますが、そのときに、私が入ったときに大変先輩の皆さんから言われたのは、野村、鹿児島の農業は変わるぞ、変わらなきゃいけないんだということを先輩が盛んにおっしゃるわけです。そのときに、何をおっしゃっているのかなと思っていたんですが、その頃の我が鹿児島の主の農産物といいますと、もちろん米が一位でありましたが、そのほかには、カンショだ、サトウキビだというローカル色の強い作目が多かったわけでありまして、そして、今は北海道に次いで農業生産額は第二位になっておりましたが、その頃は十八位でありました。それで、鹿児島の農業を変えるぞ、このままでは駄目だということで、十か年の計画を作られまして、そして畜産、野菜、こういう食生活が変わるものにやはり農産物の生産を特化させていかなければならないというのがその先輩たちのお話でありました。
 それから今日を振り返ってみると、あのときのやはりターニングポイントは四十四年か四十五年だったなというのを思い出したものですから、農水大臣に就任させていただいて、幹部の皆さん方への訓示をしろということで官房長や事務次官から言われまして、そのときに思い出したのがターニングポイントというその言葉でございました。
 いわゆる、今から日本の農業を変えていかなければいけない、このままでは、それこそ食料の不足なり生産資材の不足が今もう既に発生しているわけですが、そのことがなお厳しくなってくるのではないかということでございまして、私は、今年をターニングポイント、そして、農業基本法の改正あるいは見直しによってそのことを方向づけていこう、こういうふうに思いながら今仕事をさせていただいております。
 要は、生産資材にしましても、あるいは食料にいたしましても、輸入すれば何とかできたというのが今までの状況だと思いますが、これから先、世界の人口はどんどん増えていくわけでありますから、日本は減っておりますが、要は、そういう中で日本だけが輸入ができるということにはならない。食料の争奪戦がもう既に始まっていますし、生産資材の争奪戦も始まっているわけでありますから、こういったことに対して日本でどうするのか。
 ですから、国内にあるものを何とか有効活用しながら、やはり国内でできるものは国内で、そして、どうしても不足するものもございますので、これらは輸入に頼らざるを得ませんので、そういったようなやはり明確なポリシーを持ちながらやらせていただこう、こんなことを思っておりまして、これからの農業の未来については、私は決して悲観的なことは考えておりませんし、すばらしい農家の皆さんや、あるいはまた政策を今立案している農水省、あるいはまた団体の皆さん方の力によって必ず可能性が広がっていく、こういうふうに思っております。

発言情報

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発言者: 野村哲郎

speaker_id: 32080

日付: 2022-10-27

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会