赤澤亮正の発言 (予算委員会)
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○赤澤委員 ありがとうございます。
一人の女性の勇気ある行動が国を動かす、それも正しい方向に大きく動かすということで、国民に希望を与える総理の御発言だったと思います。
次に、防衛費の増額について伺います。
令和五年度予算の概算要求で、金額の入らない事項要求となっている大玉が二つあります。一つは防衛費、もう一つは子供予算ということで、静かなる有事、少子化対策は、我が国が解決すべき最優先の課題の一つですが、これについては後ほど中川郁子代議士が触れると思いますので、私は防衛費の増額の話をいたします。
これまでのところ、防衛費の増額の議論が、防衛費に海上保安庁の予算は含まれるのかとか、財源を増税にするのかといった議論に偏っている、そう見えるのは本当に本末転倒で好ましくないと思っています。
今週火曜日、十一月二十二日に、国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議報告書が公表されました。言うまでもなく、この報告書は、政府の指針ではなく、単なる参考文書なんですが、翌日のマスコミの報道は、防衛費の増額の財源は増税という記事一色でした。今年増税を決めるとか、まだ何一つ決まっていないのに、国内投資や賃上げに取り組む企業の努力に水を差すようなことは厳にやめてほしいと思っています。
また、米国発の根拠のない台湾有事論に振り回されて、近い将来、中国が物理的に台湾を占領しようとするという類いの誤解が国内にある状態で防衛費の増額の議論をすることも、国民の不安をいたずらにあおることになりかねないと危惧しています。
そこで、この場で、防衛費の増額は何のためか、分かりやすく国民の皆様に説明してほしいと思います。
例えば、中国が台湾を物理的に占領しようとするような事態は、少なくとも当分の間、想定はされないが、今そこにある危機には是非とも備える必要がある。すなわち、主としてミサイル攻撃、サイバー攻撃、尖閣防衛の三つの危機にしっかりと備えて、我が国の独立と平和を守るために、さらには台湾有事に備えるために防衛費の増額が必要であり、そのために必要な予算を積み上げるのだというような、防衛費の増額の基本的な考え方をこの場で明らかにした上で、今後の防衛費の増額の議論をしていただきたいと考えますが、いかがですか。