岸田文雄の発言 (予算委員会)
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○岸田内閣総理大臣 まず、一連の首脳会談においては、特に三つの観点を軸に発信をしてまいりました。
まず一つは、今、ロシアによるウクライナ侵略等によって国際秩序が揺るがされていると言われているこういったときだからこそ、国際的な連携の維持と拡大、これが重要であるということ、また、いわゆるグローバルサウスと言われている中間国と位置づけられる国々との関係を強化していくという点、そして三点目として、北朝鮮情勢や東シナ海、南シナ海を始め厳しさを増す地域情勢への対応、こうした点を軸に、日本の取組、立場を発信し、そして協調した行動の必要性を訴えた、こうしたことでありました。
G20の共同宣言、発出も難しいと言われた共同宣言でありましたが、共同宣言が取りまとめられ、その中において、日本が特に強調した、ロシアによる核の威嚇は断じて受け入れられない、まして使用はあってはならないといった主張等がこうした共同宣言にも明記されるなど、日本の主張は様々な会議において受け入れられたと思っています。
また、二国間関係についても、食料、エネルギー安全保障における日本の取組、そして、先ほども申し上げました国際秩序の維持強化の重要性、こういったことを訴え、北朝鮮情勢、東シナ海、南シナ海情勢、さらには拉致問題を含む日本の様々な課題について主張し、意見交換をしたところでありますが、日米首脳会談においては、強固な日米同盟の重要性について改めて認識を共有するほか、三年ぶりに、日中首脳会談、日韓首脳会談、開催を行いました。今後対話を続けていくことを確認する、そうした建設的な意見交換であったと思っています。
こうした首脳会談、二国間会談における成果を基に、来年、私たちの国はG7の議長国を務めます。そして、国連の安全保障理事会において、非常任理事国、二年間の任期が来年一月からスタートします。また、日・ASEAN友好協力五十周年という大きな節目を迎えます。そういった中にあって、アジアに位置する日本として、是非、法の支配に基づく国際秩序の維持、安定のためにしっかりと貢献をしていく、こうしたことにつなげていきたいと思っております。