福山哲郎の発言 (外交防衛委員会)
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○福山哲郎君 じゃ、再度調べていただいて、こちらも、今私が持っている資料の事実関係を確認してまた質疑したいと思いますが、もしそこに出ていたとしたら今までの副大臣の答弁は全部崩れることになりますので、そこは御本人としてはやっぱりしっかりとけじめ付けてもらわなければいけないと思います。
実は、LGBTの問題というのは、副大臣はやっぱり国連の担当だということもあります。今、カタールでワールドカップのサッカー始まろうとしていますが、そのカタールのワールドカップのアンバサダーの方が同性愛者に対する差別発言をしたということで、実はボイコットしなければいけないんじゃないかというような国も出てくるぐらい大騒ぎになっています。
去年、オリンピックがありました。オリンピック憲章にもLGBTの差別は禁止されています。私は、だからこそ、オリンピックの前に差別禁止法、LGBTの差別禁止法を通してほしいと菅総理に何回も言いましたけれども、結局これも自民党さんの、まあ正直申し上げて反対があって、通りませんでした。でも、その根っこにこういう推薦確認書みたいなものがあったとすれば、それは余りにも人権侵害としてひどい。
そして、この統一教会は、二世を始めとして、献金も含めて非常に今問題の教団だと言われているわけで、そういうところに、この推薦確認書も含めて、LGBTの皆さんの人権が侵されてきているような状況がこの国に続いているとしたら、山田副大臣は、申し訳ないけど、副大臣として、外務副大臣として、あのカルト教団に対して、カルトみたいな教団に対して、何度も応援をいただいたり、この確認書をしている人が日本の外務副大臣だというのは、やっぱりいささか私は、済みません、抵抗があります。議員は、それは有権者から選ばれているので、それは民主主義ですから一定僕は認めなければいけないと思うけど、政府の一員として国際交渉にあなたが出ていくことについては、若干、申し訳ない、抵抗があります。そのことだけは強く申し上げて、事実関係、もう一度確認をしていただきたいと思います。
実は、このことをやりたかったわけではなくて、私は気候変動のことをずっとやってきました。今、エジプトで気候変動枠組条約が開幕しています。
もう時間がないのであれなんですが、昨年発表されたIPCCの評価報告書では、気温上昇を一・五度に抑制するためには、もうすぐにCO2の排出削減を強化して、八年後ですよ、僅か、二〇三〇年に世界全体で温室効果ガスの排出を半分にしなければならないと去年のIPCCは言っています。
昨年のCOP26では、そのIPCCの報告を受け、各国がそれぞれの利害を乗り越えて一・五度Cに抑制することを目標としました。そして、不足する各国の削減目標を引き上げて、できるだけ早い時期に温室効果ガスの削減を進める必要性を確認しました。去年のCOPはイギリスが議長国だったんですけど、非常に、まあある意味で言うと次の時代の希望を見出したCOP26でした。
しかし、ロシアでウクライナの侵攻が始まりました。長期化しています。罪のない市民も殺されて、ロシアでは予備役が動員され戦地に送られています。一日も早い停戦、終戦望みますが、一進一退の攻防は続いて、いまだに戦争の終結は見通せる状況ではありません。そもそも戦争は最大の環境破壊です。CO2も大量排出します。現在エジプトで行われているCOP27の取組とは全く相入れないと思います。
その中で、ロシアに対する経済制裁を進めること、ロシアからの化石燃料を輸入することを禁止する措置は、戦争を回避するために、ロシアの国力を弱めるために有効であると考えます。しかし、一方で、制裁を科す側の、EU諸国にしても日本にしてもアメリカにしても各国にしても、制裁を科す側が燃料価格の高騰のためにガソリンへの補助金を出したり、僕は補助金出すべきだと思いますけど、出したり、石炭火力発電の利用をやむなく増加せざるを得なくなったり、対応に制裁を科している方が追われています。
仕方ないことだと思います、国民の生活守らなければいけないから。しかし、これは気候変動にとっては全く望むべきことではありません。今世界がやらなければいけないことは、化石燃料の増産を容認することではなくて、本来は、補助金を出すのではなく、カーボンプライシングを設定して、何とか排出を抑制することだったはずなんですね。私は、この今の世界の矛盾した、矛盾に満ちた状況にちょっと鬱々としています。
本当に、どうしたらいいんだと思います。二〇二二年、石油の消費量は八十億トンです。来年、過去最高更新だということです。何と、二〇二一年には温室効果ガス濃度、海面上昇、海水温度の上昇、海洋酸性化、四つの主要な指標で最高値を更新しました。人類、間に合うんでしょうか、二〇五〇年までに。
この間、榛葉委員も言われましたけど、本当に世界中で経済的損失が発生しています。パキスタンは豪雨に伴って国土の三分の一が水没します。被害総額一兆三千九百億。欧州では、今年、スペイン南部で四十七・五度、リスボンで四十一・四度。中国でも長江の水が低下をしています。アフリカも、ナイジェリアを始めとする西アフリカから中央アフリカにかけて大洪水で三百四十万人超が被災をしています。日本も集中豪雨を含め災害が出ています。
今回、損失と損害という新しい資金の援助に関する、最近出てきた、まあ大分前から出ているんですけど、具体化している、ロス・アンド・ダメージという議論が焦点になっています。でも、この中でですね、林大臣、答えられなくても結構なんですけど、戦争している中で、またNPTもロシアの反対でまとまらなかった、G20の環境サミットも結局中国、ロシアが反対してまとまらなかった中で、戦争しているロシア、そして今の状況の中国を巻き込んで、このCOP27で一定の更なる方向性を出すことに対する難しさというのは大変なことだと思います。
これ、実は今、政務三役、環境省も外務省も経産省も、現場に誰も行っていません。リーダーズ、リーダーの話す実は二日間で、残念ながら岸田総理も行かれなかった、我が国の大臣も行っておられません。ドイツの首相、ショルツ首相、それからマクロン大統領かな、バイデン大統領ももうすぐ行かれます。日本は今、そのリーダーズセッションのところも誰もいなかった。
なぜ、例えば副大臣でもいい、どなたかの大臣でもいい、日本のプレゼンスをこの最初の段階で、リーダーが集まる段階でやられなかったのか、林大臣、お答えいただけますか。