小西洋之の発言 (憲法審査会)

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○小西洋之君 ありがとうございます。
 では、その上で、今日は、川崎局長、また加賀谷局長、誠にありがとうございました。お二方から大変すばらしい資料、また御説明をいただいたものと思います。
 我々のこの参議院が、憲法制定の当時において、GHQは一院制を求めていたんだけれども、国民国家のために二院制を求め、そして衆議院との違い、そしてその違いを表すために今の都道府県選挙区、また全国比例選挙区というものを置き、そして参議院の緊急集会始め大切な機能を発揮できるように、また発揮してきたというプレゼンは誠に意義深いものだというふうに思います。
 一方、今、参議院の選挙制度を考えたときに、参議院法制局の資料にもございましたけれども、この一票の較差でございますけれども、十三ページでございますが、下から福井、佐賀、山梨というふうに並んでおりますが、御案内のとおり、今合区をやっている県は鳥取・島根、徳島・高知ですが、たまたま隣接県であり、たまたま下から順番に並んでいた県でございました。しかし、今後合区を進めていくと、飛び地をするか、あるいは隣接県を求めれば、例えば山梨と長野ですと人口が三倍、福井、石川ですと人口が一・五倍といったように、もう都道府県選挙制度の在り方そのものが壊れる。すなわち、先ほど申し上げましたけれども、この参議院の設立の由来、存在意義そのものにも私は関わる問題だと思います。
 ということもあり、また最高裁の判決があり、我が会派としては、法律によってこの合区を廃止をする、そうしたやり方を提案しているわけでございます。
 具体的には、今先生方のお手元に私の会議録、先般の通常国会、六月八日のものをお配りさせていただいておりますが、これは自民党の岡田先生が御質問された当時のお二人の参考人、上田健介先生と新井誠先生、日本を代表するお二方、憲法学者でございますが、私のしゃべっている中に太のかぎ括弧でくくっておりますけれども、具体的には、二院制の下で、参議院が衆議院と違う国民のための独自の役割というものを考えて、それを発揮するために必要な選挙制度、そしてさらには、その前提として、機能を発揮するための新しい委員会の設置などの国会法の改革、こうしたものをセットで行えば、両学者の先生方は、最高裁の違憲判決は想定できないと、違憲判決は出ないとおっしゃられているわけでございます。
 なぜならば、これこそが、先ほど川崎局長から御説明があった資料の十ページ、歴代の最高裁判決を貫く基本法理、最高裁の基本的な考え方。この最高裁の歴代の判決、最高裁が投げているボールを我々はこれまで受け止めて投げ返すことをしなかったわけでございます。ですので、今、参議院の在り方について改革協が尾辻議長の下でスタートしておりますけれども、この参議院の在り方も、その議論も踏まえながらこの憲法審査会で必要な憲法論点をやっていく、議論していくということが、私は憲法審査会の在り方として非常に今求められ、また必要なことであるというふうに考えるわけでございます。
 具体的には、こうしたこの憲法の核心論点について更なる論究を行うとともに、公選法の改正だけでは駄目で、国会法の改革をして、その中で地方の問題、あるいは都道府県の選挙区の選出の先生方がいて初めて衆議院に比べてよりよく機能を発揮できる、私は災害対応などもあると思うんですけれども、全県を見ているのは私たち県選出の議員であり、頑張るところでございますので、そうした役割を発揮するための国会改革などの在り方。
 あるいは、私、大変感銘を受けたんですが、この緊急集会ですね、川崎局長の資料の中で、この参議院の緊急集会が民主制を徹底する見地、また、どんな精緻な憲法を定めても濫用される、だから緊急集会を設けたんだ。そして、参議院は万年の議会である、衆議院には改選期があるけれども、参議院には全体の改選期がありません。つまり、参議院議員だけは何があっても必ず半数はいる、だから緊急集会を設けたんだ。
 であるならば、これは公明党の西田先生が何度か問題提起賜っておるところですが、この参議院の緊急集会、例えば今、開かれても国会法の定めで政府の提案の議案しか審議できませんので、こうしたものをもう少しこの国会改革、先ほど申し上げた参議院のこの機能充実の新しい在り方を踏まえて改革をしていく、そうしたようなことが考えられるのではないかと思う次第でございます。是非、これは与野党超えて共に議論させていただきたいと思います。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 小西洋之

speaker_id: 27444

日付: 2022-12-07

院: 参議院

会議名: 憲法審査会