定光裕樹の発言 (国土交通委員会)
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○政府参考人(定光裕樹君) お答え申し上げます。
まず、前段のSAFの供給計画についてでございますが、御指摘のとおり、先月のICAOの総会におきまして従来よりも野心的な目標が決定されておりまして、SAFの製造、供給体制の確立に向けた取組を加速させていくことが急務となっております。現在、国土交通省と共同でSAF官民協議会立ち上げておりますが、この場で、SAFの技術開発支援に加えまして、原料の確保を含めたサプライチェーンの構築に向けた課題解決に取り組んでおります。
これらの取組通じまして、国内の石油元売事業者と商社、エアラインさんなどとの連携が進んでおりまして、現時点では二〇三〇年時点で百万キロリットル以上のSAFの供給計画が出てきているという状況でございます。ただし、御指摘のとおり、まだ必要な量にはギャップがございます。
したがいまして、更なるSAFの供給の拡大を目指すため、委員御指摘の海外需要も含めた将来的なSAFの需要見通しを示していくということで、より積極的な投資判断が行いやすい環境を整備していきたいと考えておりますし、また、加えて、東南アジアなど海外での需要獲得を目的に、海外でSAFを製造、供給するという日本勢の事業者も出てきておりますので、こうした事業者に対する支援の在り方なども検討してまいりたいと考えております。
また、後段のSAFの技術ごとの見通しでございます。大まかに申し上げますと、足下では、廃食油などを原料にSAFを製造するいわゆるHEFA技術というものが確立されております。これ、先行しています。ただし、廃食油がどこまでたくさん集まるかという課題ございます。
したがいまして、今後は、二〇三〇年までに、エタノールから、これサトウキビとかいろいろトウモロコシから作れますので、SAFを製造するアルコール・ツー・ジェット技術、あるいは廃棄物からSAFを製造するガス化FT合成技術などの確立を目指していく考えでございます。さらに、もう少し先、二〇三〇年代以降になりますが、CO2と水素を合成して製造される合成燃料についても導入拡大を進めてまいりたいと考えてございます。
こうしたSAFの製造技術につきましては、様々な形で、当初予算事業でありますとか、グリーンイノベーション基金を活用した国際競争力ある製造技術の開発、あるいは、来年度からは事業者による大型なその設備投資が始まっていく見込みでありまして、こうした取組への支援策についても、今その技術のステージに合わせて検討を進めているところでございます。
現時点ではどの技術が明確にどの比重を占めるというところまではまだクリアにお示しすることは困難でありますが、当面は、様々な選択肢をなるべく前広に広く持って、かつ諸外国の政策動向も注視しながら、遅れることなく国産SAFの早期導入及び内外の市場の獲得を目指していきたいというふうに考えてございます。