足立敏之の発言 (災害対策特別委員会)

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○足立敏之君 ありがとうございました。
 お手元の資料二を御覧ください。
 これは令和元年の台風十九号の際の八ツ場ダムの状況ですが、令和元年に台風十九号で利根川で大きな出水ありましたけれども、このときに、ちょうど試験湛水中の八ツ場ダムが六千五百万トンという大量の洪水をため込んで、下流の被害を軽減したという話でございます。皆さんにも以前御紹介したこともございますが、これと玉来ダムの話は全く同じような状況と評価していいんじゃないかというふうに思っております。やはり、やるべきことはしっかりやっておく、このことの大切さを痛感したところであります。
 一方、令和二年に大水害を受けました熊本県の球磨川でも、本川の上流部にあります市房ダム、これが二時間ほど緊急放流を余儀なくされましたけれども、事前放流であらかじめ四百七十万トン確保し、通常の洪水調節容量千八百三十万トンに加えて、トータルで二千三百万トンの洪水調節容量を確保し、下流の多良木観測所というところで九十センチの水位低下効果を発揮したというふうに熊本県の市房ダム管理事務所長から伺いました。令和二年の水害の教訓を踏まえまして、事前放流を行ったことにつきましては評価したいと思います。お手元の資料二にその状況を紹介しています。
 そして、続きまして、この今申し上げました球磨川の流域では、令和二年の大水害を契機といたしまして、一旦中止とされていました川辺川ダムが建設に向けて動き出し始めております。洪水調節を目的とする流水型ダムとして検討が進められていますが、洪水調節容量が当初の計画で八千四百万トンという大規模なもので、市房ダムの三・五倍、それから八ツ場ダムの一・三倍もありまして、下流の人吉市地点の水位低下効果が二メーター近くあります。
 お手元の資料、資料の四、こちらの方に川辺川ダムがあればという資料を付けさせていただきましたが、川辺川ダムがあれば、あのときの出水の際に、人吉市地点で堤防高を下回って、浸水面積は約六割低減したであろうという、そういう結果が示されています。それは、次の資料五になりますけれども、川辺川ダムがあった場合となかった場合のシミュレーションでございますけれども、あった場合には二メーター近く水位が低下して、浸水面積は約六割減ったであろうというふうに言われています。また、浸水深が家屋の二階の高さ、それに相当する三メートルを超えることになる面積が約九割低減する、そういった効果があるとも推計されております。
 こうしたことから、蒲島熊本県知事を始め地元自治体の首長さんたちからも早期の完成が望まれています。今週も沿川の自治体の皆さんが会館の事務所にもお越しいただきまして、たくさんの要望の声を承りました。
 川辺川ダムの現状について、岡村水管理・国土保全局長に伺います。

発言情報

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発言者: 足立敏之

speaker_id: 22302

日付: 2022-11-16

院: 参議院

会議名: 災害対策特別委員会