足立敏之の発言 (災害対策特別委員会)
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○足立敏之君 ありがとうございました。
私も村上市のその小岩内地区に行きましたけれども、これだけの土石流災害で犠牲者が出ていないというのは奇跡かなというふうに思って現地で見ていましたが、奇跡ではなくて、そうした日頃の積み重ねがそういう成果につながっているんだというのを改めて今分かりました。ありがとうございました。そうした情報をしっかり発信していただければ有り難いというふうに思います。
さて、このように豪雨災害が頻発している現状を考えますと、やはり、今COP27も開催され議論されておりますが、地球温暖化への対応につきまして真剣に考える必要があるのではないかというふうに思っています。
地球温暖化に伴う気候変動の影響につきましては、お手元の資料九、あっ、資料九ですね、にお示ししておりますけれども、実は私が水管理・国土保全局で河川計画課長のときにその検討に着手したんですけれども、温暖化の影響というのが雨に対してどういうふうにあるのかというのを検討した、そのデータでございますけれども、気温が二度上昇すると北海道や九州北西部では日降水量が一五%程度上昇する、他の地域でも一〇%増加するというふうに予測されています。また、更に温暖化が進行して仮に気温が四度上昇すると、北海道や九州北西部では四〇%、その他の地域でも二〇%増加すると見込まれています。
雨が例えば一〇%増えるというのは物すごいことでありまして、これは大変深刻な状況と言わざるを得ないと思います。このような状況下では、河川の洪水対策を考えるに当たって、過去の雨を前提にした計画では不十分で、トレンドで考えるのではなくて気候変動の影響を加えて河川の計画の見直し、河川整備基本方針という川のビジョンがありますけれども、この見直しが必要じゃないかというふうに思っておりますので、是非とも岡村局長には御検討お願いしたいと思います。
その際に、かつて様々な社会状況を踏まえ棄却されました、棄却され、中止、中断されたダム事業、これについても再び検討の対象に加えて計画を見直すことが必要ではないかというふうに思います。
具体的に申し上げますと、長野県の戸草ダムとか群馬県の戸倉ダム、私もその中止したときに関わっていた立場でもございますが、特に戸草ダムという天竜川水系のダムにつきましては、先日、十一月の五日に現地に伺いました。地元の皆さんからもお話を伺いましたけれども、最近、令和元年に、戸草ダム建設予定地下流に美和ダムというダムがありますけれども、そこが緊急放流を余儀なくされた。さらに、令和二年には、その美和ダム下流の三峰川の堤防が洪水による浸食で決壊寸前まで行った。そんなようなことがあって、下流沿川の皆さんから、何とか事業を復活させてくれないかという声をお聞きしました。用地につきましては既に九五%以上交渉が進んでいるとも伺いました。
一方、戸倉ダムなんですけれども、令和元年の台風十九号の際に、皆さん、先ほど八ツ場ダムのお話をさせていただきました。試験湛水中の八ツ場ダムが一晩で満水になるような大きな出水がありましたが、やはり利根川の上流部、非常にぎりぎりの状態になっているんじゃないかなというふうに思います。
ここでも、戸倉ダムというダムが事業の途中で中止になっておりますが、過去に用地取得は大分進んだというお話も聞いています。是非とも復活をさせるべきじゃないかというふうに今の立場では思っております。
こうしたダムの復活につきまして、今後、地球温暖化の影響を考えると必須ではないかと考えますけれども、岡村水管理・国土保全局長の見解を伺います。