黒田東彦の発言 (財政金融委員会)
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○参考人(黒田東彦君) 共同声明では、御案内のとおり、政府は、日本経済の競争力と成長力の強化に向けた取組を具体化し、これを強力に推進するというふうに記述されております。この点では、政府が推進してきました働き方改革などによりまして女性や高齢者の労働参加が大幅に進んだと、四百万人とも五百万人とも言われるぐらいの就業者の増加があったわけですが、人口減少社会における潜在成長力の下支えに寄与してきたというふうに考えております。
ただ、今や女性や高齢者の労働参加率が既に相応に高い水準にあることを踏まえますと、先行き、一人当たりGDPの持続的な成長を実現するためには、労働生産性の引上げがこれまで以上に重要になってまいります。この点では人的資本投資が重要な鍵を握っていると考えておりまして、現在、政府の成長戦略において、人への投資が重点政策として位置付けられているというふうに承知しております。
日本銀行としましても、今後とも、経済財政諮問会議その他を通じて、政府としっかり連携しながら適切な政策運営を行ってまいりたいというふうに考えております。