阿部克臣の発言 (消費者問題に関する特別委員会)
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○参考人(阿部克臣君) 一点目の宗教法人法の改正ですけれども、私としては、それはやはり必要なんじゃないかなというふうに考えております。
理由としましては、現在のそういう宗教法人法が戦前の宗教弾圧、国家による宗教団体への弾圧への反省から、現在の宗教法人法というのは、宗教団体の自律的運営に委ねる、つまり性善説に基づいていると、そういう立て付けになっている。国家は宗教団体のその宗教的な側面に介入しないと、そういう前提に立っておりますので、所轄庁もあくまで所轄庁であって監督庁ではないと、そういうことになっているわけですけれども、それによる結果として、宗教団体、法人による個人への人権侵害というのが起きていると。
そういう中で、オウム事件とか、あとは統一教会の被害とか、宗教法人、団体による個人への人権侵害が生じているということになっておりますので、そこはやはり個人の人権との関係でバランスを欠いていると思うんですね。なので、やはりそういうカルト的な宗教団体、宗教法人というものもあるわけですから、そこはやはりその性善説的なものだけでは駄目で、一定のより強い規制というものが一方で必要ではないかなというふうに考えております。
あと、反カルト法ですけれども、やはりそういう反カルト法的なものが法律としてできれば、それは非常にいいとは思うんですね。フランスの制度ですと、刑事罰とか解散とか、あとは民間の団体と連携して支援してやるような、そういうやり方になっていますので、そういう総合的な制度があれば、それが一番いいとは思っております。
ただ、やはりフランスと日本では、国民感情とか宗教に対する姿勢など、文化的なものも歴史的なものも全く違うと思いますので、あくまでそれを参考にしつつ、制度、法律を一つ一つ作っていくということが必要ではないかなというふうに考えています。