寺田静の発言 (農林水産委員会)
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○寺田静君 無所属の秋田県選出の寺田静と申します。
まずは冒頭、大臣の御就任を心からお祝いを申し上げます。農家の皆さんが、この方だったら自分自身の気持ちや思いを分かって寄り添ってくださるのではないかと感じられる方が大臣になられたこと、本当に私自身もうれしく思いますし、また、そうであるからこそ、もしそれがかなわなかったということになったときの失望は大きいものと思いますから、何とかその方々の、農家の皆さんの気持ちに寄り添った農政を実現していただきたいということを、おこがましいですけれども、冒頭申し上げたいと思います。
農業県の秋田の選出ということもあって、この委員会に所属をできて大変うれしく思いますけれども、午前中から、委員の皆さん、また大臣らのお話を聞いていて、大変勉強になります。夫も、また義理の父も、恐らく農水の委員会に所属したことがほとんどなかったかと思いまして、私自身もサラリーマン家庭の生まれでありまして、そういう意味で甚だ勉強不足ではありますけれども、農家の友人たち、また親戚も多くおります。また、農家に従事をしながら長年自治体議員をされている方々の話を聞いてまいりまして、どうしてこうなっていないのかなと素朴に思っていたことがたくさんありますので、そうしたことを一つずつお伺いをしていけたらというふうに思っております。
冒頭、少しだけ私自身の問題意識を申し上げますと、秋田は農業県、米どころとして栄えてきましたけれども、その運命を米農家と共にしていて、高齢化の進展、これは全国どこでも同じことと思いますけれども、秋田はその中でも少子高齢化の全国のナンバーワンでありまして、既に高齢者も減り始めるという段階に入っております。農家では食べていけないということもあって、若者が次々と秋田を去っていって、毎年市が一つ消えるぐらいの人口減少が起こっております。当然の帰結として、農業の担い手も平均七十歳ぐらいになっていて、もう県の農業の五年、十年先が見通せないという状態になっております。秋田の経済を回しているのは農家の収入と年金が主だということを聞かされてきましたけれども、そうであるからこそ、今本当に深刻な状況があって、不勉強ながらも農業を何とかしたいという思いは人一倍強く持っているつもりであります。
また、過去三年は環境委員会に所属をして、子育て中の一消費者としても、この食べ物の安全のこと、また、農業で肥料や資材として使われているプラスチックが海洋プラスチック汚染の原因となっているなどということにも関心を持って取り組んできましたので、ただ、環境省が直接の所管ではないということも数多くあって、もどかしさも感じておりました。
そのような中ではありましたけれども、さきの通常国会でいわゆるみどり戦略が議論をされて、ここから環境負荷の低い農業に国としてかじを切っていくのだということが定められたことは大変うれしく思っております。私自身も、地産地消を応援したいと思っても、環境配慮のあるものを選ぼうとすると海外産のものが多くなるということも、これもまたもどかしく思っていたところでもあります。このような問題意識の下に、質問を進めさせていただきたいと思います。
まず、大臣は所信の中で、食料・農業・農村基本法を総合的に検証し、見直しに向けた検討を進めるというふうにおっしゃっています。総理指示も踏まえた上でということで上記のように、このようにおっしゃっておりますけれども、是非進めていただきたいという思いで、この背景にある大臣の思いをお聞かせいただければと思います。