寺田静の発言 (農林水産委員会)
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○寺田静君 寺田と申します。本日もよろしくお願いいたします。
先日、地元のJCで講演をさせていただく機会がありまして、その中に若手の畜産業に関わっている方がお二人いらっしゃいました。そのうちのお一人が遅れていらしたんですけれども、懇親会になってからお話を聞きましたら、講演を聞きたかったけれどもトラブルがあってと、実は実習生がいなくなってしまったというふうに言われて、もうこんなことでは廃業するしかないかもしれないと、もうどうやって続けていったらいいか分からないということで涙を浮かべておられました。
午前中の質疑も様々伺っておりましたけれども、畜産を含めた現在の農業の苦境はどこから生じたのかということを思っております。大臣も繰り返し今がターニングポイントというふうに発言されておられますけれども、ただ、ウクライナ戦争やコロナ以前から、今の農業の苦境は生じていたというふうに私自身は考えています。
米とか野菜、果物、畜産と六十年農業をやっているという方に先日も言われましたけれども、この畜産、外国から飼料を輸入して、鶏と豚と和牛をやってきたと。ちゃんと考えていれば、いびつなことだったと。環境も破壊してきたし、環境への負荷もすごく高かったと。地球の裏側から食料を輸入して、そうした国々で農地を造るために森林も破壊してきたと。片や日本では、耕作放棄地が広がって農地は荒廃していると。何がいけなかったんだろうということを思っているというふうに言われました。その時代としてはもしかしたら正しかった、正義だと捉え得たことでも、今から見るとどうだったのかという、思うところもあるのではないかというふうに思っております。
この農政一筋の大臣が振り返って、あのときのあそこがまずかったとか、今からあそこに返ってやり直せるとしたらというようなところ、思われる地点、どこが分岐点だったのかというようなことを、率直な大臣の思いをお伺いできたらというふうに思います。