折木良一の発言 (安全保障委員会)
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○折木参考人 先ほど御質問いただきました、海外移転、装備移転の話だというふうに理解をしております。
装備移転の問題につきましては、これからまたいろんな面で御協議、審議をしていただけるというふうに思っていますけれども、国家安全保障戦略の策定の段階では、これから、三原則それから運用指針等について見直しをするということで記述をされているというふうに承知をしております。
一方、これから進めていただくわけですけれども、私個人としては、これから見直しの方向性というか、そこの焦点のところは、やはり日本が、安全保障という観点で考えたときに、他国とどういうふうな関係で寄与できるかという、その付近のところが私は前提なのかなというふうに思っています。
もう一つの考え方は、見直すんですけれども、例えば五分野あたり、救難とかなんとかも含めて、なぜ今まで五分野というのが進まなかったのかという、その問題意識というのは持つべきだというふうに、何が悪かったのか、なぜ進まなかったのかということも踏まえた上で、これから今後の取組方について議論をしていただきたいというふうに思っています。
そういう中で、安全保障協力ということで、今までの規定の中ではそういうことがない、ないと言ったらおかしいんですが、新たなウクライナ戦争あたりのところをイメージしたものはないわけですけれども、先生おっしゃったとおり、例えば兵器というか装備品ということを考えたときに、純粋的に装備品に守りも攻めもなくて、基本的には兵器そのものなんです。ただ、実用的に見たとき、実用というか実際的に見たときに、具体的に進めれば守りしか使えなかったり、攻撃、まあ、攻撃の方は両方使えますけれども、守りは守りという装備品というのは当然あるというふうに思っているんです。
その付近のところが、線引きということで、装備移転をやるときに何をどこまで今後展開していくのか、そこのところは大きな焦点だと思っています。例えば、私個人の、一国民として見たときに、ウクライナの戦争を見たときに、あのウクライナの荒廃の状況、それから多くの方が亡くなっている状況、あれを守りという観点で見たときに、何か寄与できないのかというふうに考えたとき、例えば防空システム、防空装備品、それは個人の携帯用もありますし、それから、町を守る、部隊を守る装備品、防空装備を持っているわけですけれども、その付近あたりは、私は守りの装備品として十分検討に値することだというふうに思っています。
あの現状を見て、そう思わない、思わないと言ったらおかしいんですけれども、欧米あたりもやっていますけれども、どちらかというと、欧米あたりがやっているのは、本当に部隊が、軍隊が持って、戦うためのやつというのもある、もちろん国民を守るためです。ただ、日本で考える、日本の今までの趣旨の中で考えれば、守りということを考えれば、私は、一番大きなものは防空火器だというふうに、ほかにもいろいろあるかもしれません。
現在も、防弾チョッキとかヘルメットとか、そういうことしか出てきていないんですけれども、ほかにもいっぱい、車両を応援したり、いろいろな要素をやっているわけですよ。目に見えないところをやっているわけですけれども、そういうことも含めて、守りの装備品と、それから日本が今まで続けてきた支援の部分と、トータル的に考えながら、ウクライナ、それから、将来どこかでそういうようなことがあったときに、スムーズに支援できるような体制というのを国家として考えていくべきじゃないかというふうに思っております。
以上でございます。