荒井優の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)

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○荒井委員 ありがとうございます。
 そうですね、まさに二〇一四年のクリミア半島の併合というのが大変大きな、国際的にも大きなショックを最初に起こしたことだと思いますが、あれが二〇一四年の三月ですが、プーチン大統領自身は、二〇一二年の五月に大統領に復帰をしているわけですね。つまり、その二年前に大統領に復帰して、そこから二年後にクリミア半島を併合しているわけですね。
 いろいろな考え方は当然あるし、それは分からないわけですけれども、でも、いろいろな大きな軍事オペレーションをするのに、多分一年先、来年やるというのは、ちょっとやはりなかなか簡単ではないんじゃないかというふうに思いますが、二年後とか三年後ぐらいを視野に入れながらいろいろなものを準備していく。最終決断はもちろん直前かもしれませんが、そう思うと、二年とか三年というのはある程度妥当な数字なのかなと、済みません、全く素人ではありますが、ただ、大きな組織を動かしていこうと思うと、一年ではなくて二、三年じゃないかというふうな感じがしております。
 その中で、二〇一二年の五月にプーチン大統領が復帰した後、その直後に、日本では第二次安倍政権が十二月にできていると思います。そして、その二年後、二〇一四年の二月、正式には一年ちょっとかもしれませんが、実はソチ・オリンピックが行われまして、このソチ・オリンピックのときには、安倍首相もソチ・オリンピックに、会場に行きまして、プーチン大統領との会談をされているかと思います。御承知のように、その直後にウクライナ・クリミアへの侵攻が行われていたわけですが、先ほど申し上げた地政学的に、このときに世界中がクリミアへの侵攻に対して大変憤って、G7の首脳の皆さんも集まって、どのような非難文を出すのかということ、お話があったというふうに聞いていますが、安倍元総理の回想録の中では、こういうようなそのときのことが書いてあります。
 ドイツのメルケル首相から、日本はロシアへの制裁をどうするのというふうに聞かれて、ロシアとは領土交渉を抱えているから制裁は無理だ、でも、力による現状変更への批判という形で文書をまとめればいいんじゃないか、そういうことを言ったというふうに言っているわけですね。つまり、北方領土の交渉のことがあるから非常に厳しい、G7にある厳しい捉え方をしていくのは日本としてちょっと難しいんだということを吐露しているとも言えるかもしれないというふうに感じております。
 そして、この二〇一四年の三月のクリミア半島の併合の後も、そこから世界的にはいろいろ制裁をかけていきますけれども、日本政府若しくは安倍元総理を含めた官邸は、ロシアに対しての、北方領土の交渉ということを念頭に置きながらだと思いますが、非常に寄り添った政策を取っていったかと思います。
 二〇一五年の九月には東方経済フォーラムというのが、ウラジオストクにおきます、ロシアによるダボス会議とも言われています。この毎年行われていくものに安倍総理も二回目から出席しているというふうに聞いていますし、また、二〇一六年の五月には安倍総理とプーチン大統領のソチ会談が行われているわけですが、このソチ会談において、双方受入れ可能な解決策の策定に向けて新たな発想をしようということで、日ロ経済協力プランの八項目を作ろう、官民八十件三千億円の投資をしていこう、そういう報道もございました。
 この辺り、二〇一六年の五月あたりからいろいろと、北方領土のことも含めて日ロの経済交渉が本格化していくというふうに見えるわけですが、ここで始まった日ロ経済協力プラン八項目というのは、これ、今も続いていることなんでしょうか。そして、この二〇一六年以降、一体どれだけの金額が投資されてきたのか、教えていただけますでしょうか。

発言情報

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発言者: 荒井優

speaker_id: 5203

日付: 2023-04-26

院: 衆議院

会議名: 沖縄及び北方問題に関する特別委員会