荒井優の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)
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○荒井委員 ありがとうございます。
この経済協力において、八項目、医療や中小企業や都市とかエネルギーとか、八項目で日本企業を政府が後押しをして、投資をしていく、JBICがそれに対してお金を貸すみたいな、そういうスキームも経産省主導でしょうからあったように書いてありますけれども、例えば、北海道におきましては、帯広市に北斗病院という病院がありますが、そこの北斗病院が、ウラジオストクにリハビリセンターを造るということで、この一六年の後の二年後には、もう早速オープンをしているわけですね。見ると、十七人の方が働かれているというふうに書かれているわけですし、こういった、政府が後押しをすることによって、民間の、特に北海道は、やはりロシアとの経済というのは当然大事だというふうに思っていますから、政府から後押しを受ければ一生懸命頑張ったと思うわけですが、ところが、こうやって国際情勢が厳しくなると一気に潰れてなくなってしまう、若しくは撤退せざるを得なくなってくる。
政府によって旗を掲げられたから、北海道民としては、若しくは日本国民として頑張っていこうというふうに思って投資したものの、その回収すら危うくなってくるということを経験しているということを、是非御理解いただきたいというふうに思うわけです。
その上で、外務大臣にお伺いしたいわけですが、まさに地政学的に、面積の広いロシアの大統領からしてみたときに、東と西、南も当然国境はあるわけですが、大きく東と西で国境があって、そこにウクライナ、若しくは北方領土というものを抱えているという状態の中、プーチン大統領は、どのタイミングでクリミアの併合やウクライナへの戦争をしかけるか、当然これは本人じゃなきゃ分からないわけですが、仮に、二、三年前ぐらいから考えていきながら準備を進めていく、決断をできるかどうかはそれぞれの指導者によるでしょうが、二、三年かけて準備をしていくということを考えたときに、当然ながら、その全く反対にある北方領土、東側の、戦線というふうには、戦争をしているわけじゃありませんからあれですけれども、東側をどれだけ安定した状態にしておくのかというのは、恐らくその国のリーダーにとっては重要なことだろうというふうに思うんですね。両岸で大きな紛争状態になっていれば、当然、国防力も割かれるわけですから。
ですので、ひょっとすると、このクリミアへの戦争若しくはウクライナへの戦争を考えたときに、当然、東側における日本との関係、若しくはその後ろにあるアメリカとの関係も含めて、どういうふうに安定化させるのかということは一つ大きな懸念であり、戦略的な考え方があったんじゃないかと思ったときに、安倍総理になられてから、様々な形で北方領土の交渉を、だしに取られたという言い方は大変僭越なのかもしれませんけれども、北方領土があるからといって、非常に日本との関係性が安定化したような形になっているのは、これは世界の情勢からしてみると、まさにだしに使われてしまったんじゃないかということを考え得るんじゃないかというふうに感じています。
北海道の方にとっては、北海道の特に元島民の方からすると、安倍総理の交渉自体が、官邸の交渉自体がやはりだまされていたんじゃないかという、元々戻ってくることがないのに、さも戻ってくるような話しぶりから、お金も引き出されて、しかも政治的にも安定するような状態をつくられた中で、それは結局、そこで安定した状態をつくった上で、あくまでクリミアやウクライナへの戦争を念頭に置いていたんじゃないかという考えすらし得るんじゃないかというふうに思っていますが、安倍政権の時代も含めた、その間の日本の北方領土の外交交渉というものがどうあったのか、外務大臣としてのお考えを伺いたいと思います。