荒井優の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)

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○荒井委員 ありがとうございます。
 日本とロシアの北方領土の交渉が遠因となりプーチン大統領が戦争行為をしたという、その遠因という話を僕はしたいわけではなくて、プーチン大統領側からしてみたら、この東側を安定させるために、若しくはウクライナへの戦争に特化するために、北方領土の交渉というものをまとめて聞くようなふりをされてきたのではないか、そこに当時の安倍総理を含め、もうその真意がはっきりすることはないのかもしれませんが、でも、日本の外交史の中で、そういったところに、一杯食わされてしまったんじゃないかということもあり得るのではないかということを僕としてはお伝えしたかったということになります。
 実は、二〇一六年、戻りますけれども、経済協力八項目をしているときには、本当に日本とロシアに関して、特に北海道と北方領土に関して、北方領土だけではなくて、日本側にもロシアの皆さんがたくさんいらっしゃる機会があって、非常に実は友好的なムードになったことは間違いないんですね。
 先ほど申し上げましたように、僕が校長をしていたときにも、二〇一六年の七月、ですから、この八項目の交渉が終わったすぐ後に、夏と秋にそれぞれサハリンから若者が、中学生がいらっしゃったり、サハリン州の副知事が学校に視察に来られて、子供たちと一緒に、生徒たちと一緒にいろいろ会話をする等々の、まさに民民の交流という言い方かどうかは分かりませんけれども、でも、実際、学校からしてみても、こうやってロシアの方と直接会うことは、学校現場、特に子供たち、生徒たちは、そんなにめったにあるわけではありませんし、最初はおっかなびっくりではありますけれども、実際会ってみて、一緒にいろいろな踊りを踊ったりとか、そういう交流をしてみると、決してロシアの人というのも遠い人ではないんだなということが分かってきて、非常にいいことだなというふうに当時は思いながら、このロシアとの関係若しくは北方領土との交渉に北海道の学校としても少しでもお役に立てるんだったら、そんな気持ちもあったということは是非御理解いただきたいです。
 そうやって挙げてやっていたものが、例えば二〇二〇年には領土の割譲を禁止する法律がロシアで突然決まって、そしてその二年後には、御承知のようなウクライナへの全面の侵攻が始まるみたいな形で、まさに北海道の僕たちからしてみたら、いろいろな気持ちが、協力したい若しくは北方領土の返還に少しでも役に立ったらと思って、いろいろな気持ちで進めていたことが、やはり日本政府、ロシア政府との国家間の争い事というか、うまくいかないことに大変左右されてしまったんじゃないかということが大変残念だという気持ちがございます。
 現在はこの状態ですから、当然、ロシアに行く若しくはロシアから人が来るということは大変難しい状況に今なっているわけですが、ただ、是非、外務大臣は、当時文部科学大臣もお務めだったというふうに思いますので、こういった青少年の交流というものは、これは国家間がどれだけ難しい状況にあっても、青少年若しくは若者の交流というのが、やはり次の未来を切り開くという意味では大変重要なものなんじゃないかということを僕は思っていますし、そういう努力を、これは政府が難しければ、NGOであったり民間団体に任せる等の大人の解決法もあるんじゃないかと思います。
 このまま、当然、西側で起きているこういった戦闘行為が東側で全くないとは、冒頭に伺ったように、軍事演習等も、大きな軍事演習が行われているわけですから、そういった危険性というのはあるものの、やはり若者同士の交流というのはついえさせない方がいいというふうに思っていますし、そういったサポートを外務省としてもやるべきじゃないかというふうに思っていますが、大臣、お考えを教えてください。

発言情報

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発言者: 荒井優

speaker_id: 5203

日付: 2023-04-26

院: 衆議院

会議名: 沖縄及び北方問題に関する特別委員会