川嶋貴樹の発言 (外務委員会)
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○川嶋政府参考人 御答弁申し上げます。
まず、一二式地対艦誘導弾能力向上型を含む各種スタンドオフミサイルにつきましては、これは当然、これから造っていくというところもありまして、具体的な配備先は決定していないということで、今後の配備場所等について申し上げることは今々現在の段階では困難であるということを御理解いただいた上で、南西地域の防衛体制の強化について申し上げれば、厳しい安全保障環境を踏まえれば、これは喫緊の課題であるというふうに私ども認識してございます。
防衛省は、これまで、地対空誘導弾部隊、地対艦誘導弾部隊等を奄美大島、宮古島、石垣島に配備したほか、今後、与那国島に地対空誘導弾部隊、沖縄本島の勝連分屯地に地対艦誘導弾部隊を配備することといたしてございます。
これらの部隊が装備する誘導弾は、島嶼部に対する侵攻阻止、あるいは経空脅威からの防空、これを目的としたものでありまして、専守防衛の基本方針の下で許容される自衛のための必要最小限の範囲を超えるものではございません。
なお、防衛省として、地元との関係について申し上げますと、防衛省におきましては、新たな部隊が配置される、あるいは基地を造るといったときには、地元の自治体等と緊密に連絡調整いたしまして、丁寧にこれまで御説明してまいりました。したがって、今後とも丁寧な説明に心がけていきたいと考えてございます。
また、念のためでございますけれども、今々現在、こういった南西諸島に配備しておりますものにつきまして申し上げますと、〇三式中距離地対空誘導弾、これを配備しておるわけですが、これは、現在の形でありましても、今後その能力向上を図っていく予定であるのでございますけれども、これは、航空機やミサイルといった経空脅威からの防空を目的としたものでございまして、いわゆるスタンドオフミサイルではないということでございます。
また、地対艦誘導弾、ミサイルについて申し上げますと、現在配備いたしておりますのは一二式地対艦誘導弾でございまして、これはスタンドオフミサイルではございません。ただし、先ほど先生からお話がありましたその能力向上型、これはスタンドオフミサイルであるということでございます。ややこしゅうございますので、ちょっと念のため御答弁させていただきました。
その上で、今般、先生御指摘の公表されました契約につきましては、四種類契約をしてございます。一つは、一二式地対艦誘導弾能力向上型の地発型、地発型というのは地上から発射するものでございます、これの量産につきましてが一つ目でございます。二つ目といたしましては、同じく一二式地対艦誘導弾能力向上型、これについての地発型、これは地上発射型、艦発型、水上艦艇から発射するもの、それから空発型、航空機、主として戦闘機から発射するものの開発が二つ目でございます。三つ目といたしまして、島嶼防衛用高速滑空弾の量産、これを契約をいたしてございます。四つ目といたしまして、潜水艦発射型誘導弾の開発、これが四つ目の契約でございます。
ちなみに、潜水艦発射型誘導弾と申しますのは、潜水艦から誘導弾を発射する場合には二つの方法がございます。一つは、背中に穴が掘ってあってという言い方も変ですが、背中に発射装置、セルと言われるものを積んで、そこから発射するような場合。もう一つは、一般的に、潜水艦の前部には魚雷発射管が装着されておりまして、その魚雷発射管から魚雷ではなくていわゆるミサイルを発射するもの。そういう二つのタイプがございますのですが、今回は、後者といいますか、魚雷発射管から発射するタイプでございます。
一二式地対空誘導弾につきましては、これは地発型、艦発型、空発型、いずれ量産をいたしまして装着をしていきたいと考えておりまして、防衛省が期待する主力のスタンドオフミサイルになるんだろうというふうに考えてございます。
また、それとともに、恐らく主力のスタンドオフミサイルになるものが島嶼防衛用高速滑空弾ということでございまして、いずれも、防衛省、私どもは大変大きな期待を抱いて、これの成功を祈念しているということでございます。一生懸命頑張ってまいりたいと考えてございます。
ありがとうございました。