中川郁子の発言 (外務委員会)
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○中川(郁)委員 林大臣、ありがとうございました。
ここからは、議題となっておりますマラケシュ協定についてお伺いしたいと思います。
WTOは、その附属書、漁業補助金に関する協定の第三条一項をこの度改正したということであります。
世界のIUU漁業による漁獲量は一千百万トンから二千六百万トン、日本円に換算すると一兆一千億円から二兆五千八百四十五億円に上るとされ、これは、日本の漁業、養殖業を合わせた生産量四百四十二万トンよりはるかに多く、ほぼ同等の生産額に相当すると推定されています。
このIUU漁業が海洋環境を悪化させる原因の一つであるという指摘もあります。
令和二年、我が国においても水産流通適正化法を成立させ、国際的にIUU漁業のおそれの多い魚種について、輸入時に外国政府が発行する証明書の添付を求める措置を講ずることとしましたが、その実態把握が難しいのが水産流通の世界であると感じています。
その点ではよいルールができたというふうに思われますが、WTOの補助金の議論には長い歴史があります。
今回、ジュネーブで開催された第十二回WTO閣僚会議で本議定書が採択されたわけでありますが、懸念される事項といたしましては、我が国の補助金のうち、本議定書の締結に伴い廃止しなければならないものはあるのかということであります。
加盟国の代表で構成される漁業補助金に関する委員会が少なくとも年二回審査をされるということでありますが、日本の漁業補助金について、国際社会に向けて十分な説明ができるものであるか、お伺いしたいというふうに思います。