林芳正の発言 (外務委員会)
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○林国務大臣 今次サミットに際しまして、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を堅持していくという強いメッセージを示すこと、そして、いわゆるグローバルサウスと呼ばれる国々との関与を深めることの二点、これを重視しておりましたが、これらについて当初の狙いどおりの成果を達成できたと考えております。
加えて、食料、エネルギー問題を含む世界経済はもちろん、さらには気候変動や開発、国際保健、AIなど、幅広いグローバルな課題についても議論を深めて、今後の対応の方向性について確認をいたしました。
そして、今次サミットを被爆地広島で開催することとした大きな目的、すなわち、各国首脳に被爆の実相に触れていただいて、それを世界の隅々に向けて発信していただくことについても大きな成果が得られたと考えます。これは、各国首脳が今回平和記念資料館の芳名録に記載をしていただきましたメッセージ、この内容に端的に表れていると感じております。その上で、G7首脳間で胸襟を開いた議論が行われて、核兵器のない世界へのコミットメントが確認をされました。また、これらを踏まえ、核軍縮に関する初めてのG7首脳独立文書となりますG7首脳広島ビジョンが発出されまして、核兵器のない世界に向けた国際社会の機運を高めることができたと考えております。
さらに、今回、招待国首脳とゼレンスキー大統領を交えたセッションにおきまして、法の支配、そして国連憲章の諸原則等の重要性について認識の一致を得ることができました。これも大変大きな意義を持つものであったと考えております。
これに加えまして、日米豪印、そして日米韓の連携強化など、今回得られた成果を基に、G7議長国として、また日本の国益確保のため、全力で外交課題に取り組んでまいりたいと考えております。