篠原孝の発言 (経済産業委員会)

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○篠原(孝)委員 せっかく作った私のこの一覧表をまたちょっと見ていただきたいんですけれども、これはいろいろヒントが隠されていると思うんです。
 私は、CO2を出し続けた企業というのはやはり罪があると思うんです、これだけ法律を作って出すな出すなと言っていたのに。ただ、それが緩かったわけですけれども。じゃ、農民が米を作っているのは、それは罪があったか。いえいえ、生産性向上で一生懸命やっていたわけです。
 一ページのところでちょっと書きましたけれども、皆さんもうお忘れかと思いますけれども、朝日新聞、米作り日本一というのを表彰していたんです。ちょうど減反が始まったときに、もういいかというのでやめましたけれどもね。それだけ米で自給していくというのが大事だったんです。それで突然、作っちゃいけないんですから、農民には罪はないんです。ですけれども、それに対して、公害の垂れ流しとか、空気のとか、外部不経済ですよ、それに余り取り組まなかったというのはやはりよくないので、そこは厳しく律していくべきだと思います。
 次のページのところを見ていただきたいんですけれども、さっき大臣が言われた、一九九二年のリオの環境サミットに行かれたというのを、その頃も日本は駄目で、宮沢総理だったと思いますけれども、行かずに画面だけでやって、何だということを言われて、その姿勢は今もずっと変わらないんじゃないか、国際的にはそう見られているわけですね。
 米の方は、貿易の自由化で、農業は過保護だと。そんなに過保護じゃないんですよ。ほかの国はいっぱい予算をつけてやっているのに、日本はやっていないんですよ。これは農林水産委員会でやることですけれどもね。
 この下の方を見ていただきたい。今後、最近の排出し過ぎの抑制と作り過ぎの是正のところですね。考えることは同じだなと思うんですけれどもね。
 どうしたかというと、最初、農林水産省の方は、米は全部作るなと。何も作らなかったら金を出すなんてけしからぬというので、さっき、シフトをすると。ところが、だんだんいろいろなことを、悪知恵を働かせてくるのがいる。飼料米、餌米ということにされていますけれども、それはどうしてかというと、千二百万トン、年によって違うんですけれども、餌をコウリャンとかトウモロコシとかを輸入してくる、これが高くなって酪農家が困っているわけですよね。これがあるので、じゃ、水田をそのまま利用して米を作って、それを主食用に回さないんだったらいいじゃないかということで、飼料米という、米作りの延命ですよ。
 これが何と、どうしてこんなへんちくりんなことをするのか、十万円を出している、十アール当たり、麦や大豆より。やったけれども、畜産があるところはいいんだけれども、畜産がないところは、あれは持っていかなくちゃならないから、その地域で余っちゃうわけです。だから、輸送するとCO2をいっぱい出すという。これは石炭火力や原発に固執するのと同じなんです。こういう流れは絶対あるんですよね。僕は餌米に十万円も出し続けることは絶対反対です。
 ただ、こっちには利があるんです。お分かりだろうと思いますけれども、水田機能の維持。あれは連作障害を起こさないので、いざというときに水田に復帰できるしというのがあって、外部不経済じゃなくて、水資源を涵養し、日本の原風景を維持しということで、水田を守ることについて誰も文句を言わないので、そっちにお金を払うということであれば、ある程度許されると思う。いざというときの経済安全保障が大事だと思う。食料安全保障も同じように大事なのに、余り議論されていないし、ほったらかしになっていると思う。
 だから、こっちはいいけれども、私は、石炭火力、原発への固執は、さっき大臣が言われましたとおり、それぞれ違いがある。脱炭素がありますけれども、ヨーロッパは脱ロシアで困っているわけです、天然ガスが来なくなっちゃっている。だから、ドイツの原発、二〇二二年に廃止というのをもうちょっと先延ばしすると。ドイツは脱原発も脱炭素化も一緒にやっていたけれども、脱炭素化もちょっと勘弁してほしい、そういう対応は私は必要だと思います。
 日本は、余り言われていないみたいですけれども、結構このシフトは真剣にやってきたんですね、何もないから。だから、ほかの国より私はずっとうまくいっているんだろうと思います。だけれども、ここに安住していてはいけないので、化石燃料の延命というのはどっちにしろ駄目なので。
 例えば、今、水素、アンモニアを一番最初に挙げています。だけれども、これをよく知りません、技術的なのは。だけれども、化石燃料による発電のところにも混ぜてやったりしたら、CO2の排出が少なくなる。多分、少しは少なくなるんでしょうけれども、物を読んだりしたら、たった四%しか減らないと。これは私は、さっき言ったグリーンロンダリング、グリーンウォッシュの類いだと思うんです。そんなのだったら、完璧にゼロにするような方向にやるべきで、そういうふうに僕はしていただきたいと思うんです。そこのところがちょっと足りないんじゃないかなというのが私の考えです。
 それで、次に、今の延長線上なんですけれども、水素、グリーン水素というのがよく言われています。だけれども、水素をどうやって作るかというと、既存の電力で作るんじゃ駄目だと。
 私は、高レベル放射性廃棄物の研究に関する議員連盟、そこの事務局長というのをやっていまして、あちこちの、オンカロとか、それからハンフォードとか、アメリカのワシントン州の、すごくいっぱい行っているんです。今もう引退された増子輝彦さんと河村建夫さんと富田さんが三人共同代表で、私が事務局長で、行っているんですよ。そういうところでいっぱい見てきています。
 それで、ヨーロッパの北の方、デンマーク、オランダ、ベルギーの洋上風力発電を見てきています。そこでもやっていました。洋上風力発電の豊富な電力を活用して水素を作って、それを持っていって発電している。ああ、こういうミックスがあるのかと。そして、そのためには港湾が物すごくきちんとしていないと。物すごい施設があるので、港湾整備をしているんですね。何でやっているのかといったら、でかい設備を洋上に造るためには物すごい資材を運ばなくちゃならないので、そういう長期投資をちゃんとしているんですよ。
 だから、私は、駄目なものは懲らしめるべきだと思いますけれども、いいことでこれが先行きいい方向に行くというのだったら、そこは同じように扱うんじゃなくて、重点的に投資してやっていってもいいような気がするんですが、そういう姿勢はあるんですか。どうもこの法律を見ていたら、まだ受け身で、はい、やってください、脱炭素化に関わるのは何でも投資しますよと、めり張りがついていないような気がするんですけれども、私はやってもいいなと。
 なぜかというと、LNGを使ったりするのは、日本は相当そこに注力していて、ほかの国よりも先にやってきたんだろうと思う、官民挙げて。それと同じのを水素、アンモニアでできるんだったらやるべきだと思うんですが、そういう姿勢が余り感じられない。たった一つ感じられるのは、順番どうでもいいのに、水素、アンモニアが一番上にあったのが、そういうのがあるのかなという気がするんですけれども、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 篠原孝

speaker_id: 13215

日付: 2023-03-15

院: 衆議院

会議名: 経済産業委員会