前川清成の発言 (経済産業委員会)
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○前川委員 お手元にないということですが、政府の答弁書は、平成二十八年十二月二十日、当時の安倍総理の名前で衆議院議長宛てに提出されております。その答弁書だと四千炉あれば年に一回というふうに書いてあるんですけれども、今大臣がおっしゃったように、震災前は五十四基、およそ六十基、原発が動いていました。そうすると、四千を五十四で割ると、七十年に一回、事故が起こってしまうことになる。それで本当に大丈夫なのかという心配なんです。
今大臣の方もおっしゃいましたけれども、一九七九年の三月にアメリカ・スリーマイル島の原発事故が起こりました。その年の四月二十七日に衆議院本会議で、当時の江崎、当時ですから通産大臣は、日本は厳しい規制を行っています、このため、米国で起こったような事故が我が国で起こる可能性はほとんどありません、こういうふうにおっしゃっている。一九八六年の四月二十六日にチェルノブイリ原発の事故がありました。その年の五月七日、参議院本会議で、当時の中曽根総理は、日本は厳しい安全規制を実施している、ソ連の型と我が国の型とはまるっきり構造が違う、だから日本では事故が起こる心配はない、こういうふうにおっしゃって、しかし、それでも福島の事故が起こってしまった。
だから、私も、そして多くの国民の皆さんも、委員長が、福島のような事故が起こる可能性は極めて低い、こうおっしゃるけれども、本当に大丈夫なんだろうか、ただただ、安全を最優先、環境大臣のように、事故は起こさせない、こうおっしゃったところで、それを本当に信じていいのかという気持ちを持っているということを申し上げたいと思います。
それで、前回、連合審査の際にも申し上げましたが、福島の事故、これは決してお金だけの問題ではないと思います。大勢の皆さん方に塗炭の苦しみを与えています。
今、政府も東電も懸命に廃炉作業を行っていると思いますが、二〇二一年までに取り出す予定のデブリ、これについて、まだ手がついていません。デブリの量は八百トンあります。三月二十九日、NHKの報道によると、二〇二四年の後半に数グラム取り出すことができるのではないかという報道がありました。
八百八十トンで数グラムだったら、一体いつになるとデブリを全て取り出すことができるのかというふうな気になるんですが、この点はいかがでしょうか。