鈴木義弘の発言 (経済産業委員会)
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○鈴木(義)委員 今答弁で、六十日は備蓄するというんですけれども、先ほども申し上げたんですけれども、経産省の大先輩で、堺屋太一さんが昔小説を書いた、「油断!」という本を読んだときに、当時、日本で備蓄していた原油の量が九十日分。その小説からきっかけになったのかどうか分かりませんけれども、それで今申し上げましたように、二百四十日分備蓄するようになっているんですね。
だから、六十日でいいのかといったときに、じゃ、何か有事が起きたときに六十日分で、もう後は作れませんよといって、それから、じゃ、売ってくださいよといって働きかけたって、六十日じゃどうにもならないよね。だから、それを百八十日にするとか、二百四十日にするとか、三百六十日分ストックできるような体制を、いきなりは難しいでしょうから、少しずつやはりつくっていかなくちゃいけないということなんですよね。
例えば、もう一つ、二〇二一年四月に、遅ればせながら、電池関連産業の国際競争力強化を目的に、日本の名立たる企業五十五社が電池サプライチェーン協議会を設立して、七つの項目を政府に政策要望したという記事を見たんです。ここで、部素材を含む電池サプライチェーンに関する投資の支援、電池原料確保の推進として、リチウム、ニッケル、コバルトなど、資源開発の保証、税制優遇、外交支援、具体的にこういうことを要望しているんですよね。電池リサイクルの仕組みづくりとして、リサイクル材使用のインセンティブ、ルール形成における政府との連携。電力単価の抑制、過渡期の補助など。あと、電池部材、リサイクルの研究開発への支援、ここでも言っていますよ。
だから、今部長さんがお答えいただいた、審議官かな、定光部長さんでよければ、こういう具体的なもうテーマを出されているわけじゃないですか。それに基づいてやはり計画を作るしかないし、それが法律の改正が必要であれば、法案として出してもらうしかないんじゃないかと思うんですね。
それと、あと国際標準化活動への支援ということですね。これは七年、八年前にもお尋ねしたんですけれども。
日本は駄目だ駄目だと言う人もいるんですけれども、やはり技術的な水準はすごく高くて、じゃ、その水準をもって国際標準にする戦略を取らないのかといったら、ほかの国がやめてくれとか、ほかのメーカーがやめてくれと言うから、標準にはしないで、戦略としてその品物を海外に売っていくんだ、そういうふうに経産省の担当から聞いたことがあります。だから、それをやはりちょっとハードルを引き上げて、電池の原材料を売ってもらうことも含めて、結局、日本の技術を国際標準に上げることで、ほかで売るよりは、日本で調達させてもらった方が少しでも高く買えるんだという環境をつくるのが大事なんだと思うんですね。
それと、あともう一つ、EVの導入見通しの提示が必要だ。さんざん言ってきた。七年で、二〇三〇年で四六%カットするということは、それまでにEV車を何台出していくのか、こういう話になってきます。具体的なタイムスケジュールを出していく時期に来ているんじゃないか。
去年、ここの委員会でも申し上げましたように、ドイツが、合成燃料だったらエンジンは残していいよ、こういう話にかじを切り直したわけですね。今の話は、二年前にトヨタの社長が、いや、ガソリンエンジンは残さなくちゃいけないんだ、内燃機関は残さなくちゃいけないんだと言っていたのが、二年余りたったら、そっちの方向にヨーロッパは向いたわけです。じゃ、日本はどうするのという話です。
それから、この要望書を提出して、今年は二〇二三年ですから、もう二年たっているんですね。半導体には、おととし、四千五百億円出したんですけれども、じゃ、再エネの基になる電池だとかモーターにこれから幾ら直接投資すれば何とかなるものなのか。その辺、今の時点でお分かりになるようだったらお答えいただきたいと思います。