篠原孝の発言 (経済産業委員会)

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○篠原(孝)委員 副大臣も黄緑色で、グリーンにアピールしてやっておられるんです、私も緑で支えていこうと。
 それでは、二ページ目の洋上風力発電の日欧比較というのを見てください。
 これは釈迦に説法かもしれませんが、頭の整理でよく見ていただくと、僕はけちをつけているんじゃないんですよ、そう簡単じゃないと。今、遠浅のを見ました。風速、風況。東北、北海道はびゅうびゅう風が吹いていますけれども、毎度じゃない。ヨーロッパは大体こんな、普通にそれなりの風が吹いていて、洋上の方が強い。だからちょうどいいんですね。
 じゃ、船と漁業とどうやって調整しているか。日本の周りの海の方がよっぽど船が盛んに航行しています。これとどうやって折り合いをつけるか。漁業は問題ですよ、大臣のところにも書いてありますように。それで、後でこの問題はちょっと時間があったら触れますけれども、ここのところを相当きちんとやっておかないと。農業や林業だと、土地があって所有者があって、漁業は、漁業権でふわっとしているんですよね。漁師はかわいそうなんですよ。追いやられちゃうんです。何にでも使えるから。
 着床式と浮体式のはもうお分かりいただいていると思います。三十年間借りてやるというのでちょうどいい期間かと思います。
 よく知りませんけれども、三十年をどうやって定めたのか分かりませんが、原発は六十年と言っていますけれども、風力発電の一般的な寿命は、洋上風力発電では二十五年かそのぐらいなんだそうです。だからちょうどいいんじゃないかと思います。そのときが一区切りですね。
 それから、港なんかが整備されているか。でっかいのをやるから、ちゃちな港だと沈んでしまったり岸壁が駄目になるので、きちんとしなくちゃいけない。下の、工事技術になるとこれは本当に、太陽光発電は日本がさんざんやっていたのに、中国にみんなさっと持っていかれちゃったりした。それに対して、風力発電というのは元々日本にもないんですね。私が知る限りでは、ミドルグルンデンというのは、デンマークで市民が投資して二十年前に始まっていた、これは本格的な、もっと前から始まっていましたけれども。我が国には蓄積がなくて、GEとかオーステッドとかヴェスタスとか、そういう外国の企業ばかりです。
 今、日本の洋上風力発電で国内調達率は二割ぐらいしかない、それに対して中国は一番進んでいるんですよね。これは余り知られていないことですけれども、中国は風力発電や何か相当やっていて、そして部品もみんな自前なんです。こういうことをしている。
 それで、もう時間がないので言ってしまいますけれども、ほとんど日本が配慮していないのが、下から二番目の環境、景観、離岸距離です、海岸からの距離。これはちゃんと考えてもらわないと困るんです。これは漁業を守るためにもそうなんですが、日本の沿岸漁業というのは立派で、資源を枯渇させずに漁民がちゃんと自らルールを作ってやってきたんです。
 ヨーロッパ、僕は、高レベル放射性廃棄物の処理に関する研究議員連盟の事務局長というのをやっていまして、二年か三年に一回、お金がないので私は二年か三年に一回ですけれども、引退された増子輝彦さんや富田さんなんかは毎年行っていたんです。私は、そのうちの何回かつき合って行きましたけれども、代わるべきエネルギーも見てまいりまして、二〇一九年、コロナになる前に、デンマーク、オランダ、ベルギー、一週間行って、沖合まで行って、すぐ近くまで行って見てまいりました。びっくら仰天でしたよ。洋上風力発電だっていうから行ったら、海岸から見えないんです。見えないように、行ったところにしか造らせないんです、景観を考えて。海底ケーブルはどこにあるのかといったら、それも、見えないように下を行って、どこか分からないところにやっている。それだけ景観を考えている。もちろん近くにも造りましたが、基本的に、十二海里、領海内。
 ここに書いてあるとおり、余り環境を考えない中国ですら、沖合から、十キロメートルじゃなくちゃいけない、圧迫感とかがないようにする。日本なんか、全然そういうことを考えていないんじゃないか。最初から環境を配慮していかなくちゃ、私は駄目だと思います。
 下の、鳥とか生物とかいうのも、生物多様性とか言っていますけれども、余り考えていないんですね。沖合にというのは、海岸の近くだと、鳥もその海岸に沿って飛んだりするんです。湿地もあります。飛行ルートがあったりするんです。こういう配慮、こういうのをきちんとやらなくちゃいけないのに、何にもしないで、それはいいんだから、洋上風力発電、洋上風力発電と言って、漁業との調整もそんなにせずに、たったたったとやってきちゃっているんです。これは私は問題だと思います。それで、やたら競争原理、競争原理というふうにやる。
 次に、やり始めたんですけれども、新聞紙上で去年の秋ぐらいにわあわあ言っていたんですね。三菱商事連合は、秋田と、それから千葉もそうですけれども、洋上風力発電の全てを三菱商事のいたところが落札してしまった。前経産大臣もそれにくちばしを挟んだりして、結構がたがたしたと思います。競争でやって、でっかいところが育ってもらわなくちゃいけないけれども、裾野も広くしなくちゃいけない。
 この点について、かじ取りは難しいと思いますけれども、私は、ここは民間企業に任せるだけじゃなくて、経産省が刺さり込んで、みんながやらなくちゃいけないところは経産省がやり、はい、あとは皆さん競争でやってくださいというのをやるべきだと思います。
 だから、例えば、今三菱だからいいけれども、余りにも痛めつけると、上限はここまでだというと、外国の企業は、日本がいいお客様だからやろうと思って投資しようと思っているのに、逃げ出しちゃいますよね。その点について、どのようにかじ取りしていくつもりでしょうか。

発言情報

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発言者: 篠原孝

speaker_id: 13215

日付: 2023-06-07

院: 衆議院

会議名: 経済産業委員会