池下卓の発言 (厚生労働委員会)
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○池下委員 日本維新の会の池下卓です。本日もよろしくお願いいたしたいと思います。
まず、前回の委員会でちょっと積み残した部分から一つ、まず最初にお話をさせていただきたいと思います。
前回、委員会で質問させていただいたメインは、臓器移植についてお話をさせていただいたんですけれども、臓器移植のうち多くは腎臓移植というものが対象になってこられているかと思います。ただ、その腎臓移植の手前といいますのが、やはり透析治療というところになりまして、この透析、御存じのように、非常に患者さんの生活の質にも大きな影響を与えますし、また医療費についても非常に大きなお金がかかります。
ちょっと遡ってみますと、その透析の前といいますのが慢性腎臓病、いわゆるCKDというところになるわけなんですけれども、このCKDになる手前、ここでしっかりと食い止めるという対策をしておかないと、ひいては透析、そして腎臓移植というところになってくるという形で思っております。そういう視点で、今回は、CKD対策、慢性腎臓病対策についてお伺いをしていきたいと思うんですが、直近の、令和四年十二月三十一日時点の臓器移植ネットワークの登録者が一万五千八百五十二人いらっしゃいます。その中で腎移植を待ち望んでいらっしゃる方が一万三千八百九十人。実に八七%ということであります。
まさに腎臓病というのは物言わぬ臓器ということで、できるだけ早めに対処していかないと、もうその後一生懸命治療しても元に戻らないというところは御存じかと思います。
そこで、資料の方を、ちょっと一枚しか御用意していないんですが、こちらの方を見ていただければ結構かなと思うんですけれども、こちらは、日本透析医学会が発表されている、人工透析の新規導入者の原疾患別のグラフになっています。
茶色いグラフ、こちらの方が、いわゆる糖尿病性腎症を表しているものでして、こちらの方が、二〇〇九年を頭にして、ちょっとずつ下がってきているというものになっています。そのほかの部分が糖尿病性以外のものということで、高脂血症であったりとか、高血圧であったりとか、そういうところら辺があるわけなんですね。
実は、透析の原因のうち、さっき言いました糖尿病性腎症といいますのが全体の新規透析の約四割と言われておりまして、ここの部分については、今、都道府県におきましても一生懸命対策というのを取っていただいておりまして、一定、ちょっと効果が出てきています。二〇〇九年をめどにちょっとずつ下がってきているというところです。
一方、その残りの六割の部分、高脂血症であったりとか、先ほど申し上げた高血圧だったりとかというところ、グラフでいいますと下の方になるわけなんですが、これを足していったら全部で六割くらいになるというところなんですけれども、この対策というのが、実際、余り進んでいないのではないかなということで懸念をしております。
政府の方では、二〇二八年に新規の透析患者数を三万五千人以下に減少させるという目標を掲げられているということなんですけれども、このペースでいきますと、どう考えてもそれは達成しないのではないかなという危惧があります。
そこで、昨年十二月二十八日に示されました第八次医療計画の取りまとめによりますと、慢性閉塞性肺疾患、いわゆるCOPDと、慢性腎臓病、CKDについては、医療計画に記載すべき五疾病に加えることとはしないものの、現状を把握した上で、その対策については健康増進施策等関連施策と調和を取りながら講ずることも必要であるということで書いてあります。
また、国も、都道府県が今後策定される医療計画に向けて指針を作成されるということは承知をしてはいるんですけれども、先ほど申し上げましたように、今、各都道府県では、CKD対策のうち、糖尿病性腎症、これに非常に力を入れてはいるものの、それ以外に関しましてはまだまだというところであるかと思います。
そこで、厚生労働省も、平成二十年以降、腎疾患対策検討会の報告書をまとめられまして、また、現在も糖尿病と合同で検討会を継続されていると聞いておりますけれども、対策というのをやっていく必要性があります。
来年度に予定されます都道府県の医療計画の改定に際しまして、国として、CKD対策としては、糖尿病対策のみならず広く腎疾患対策に取り組むべきと、また、今後の医療計画を立てて実施する都道府県にメッセージが伝わる指針となるようにフォローアップが必要だと思いますけれども、御見解をお聞かせ願いたいと思います。