中川康洋の発言 (国土交通委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○中川(康)委員 ありがとうございました。
 高齢者、身体障害者には、日常的につえを使用する者も含まれるということを確認させていただきました。
 その上で、ここで一つ、私の同僚議員が相談を受けた事例を紹介をさせていただきたいと思います。
 この方は首都圏在住の六十歳の男性でございまして、小児麻痺により日常的につえを使用している障害認定二級の方であります。日頃は溜池山王駅まで通勤をしておりまして、東京メトロの職員は、乗降時にサポートをお願いすると、気持ちよく対応をしてくれるそうでございます。
 しかし、先日、岡山まで新幹線で出張するため、西船橋駅で切符を購入の際に、岡山駅で降りるときに介助をしてほしいと依頼をしたところ、車椅子の方の介助はできますが、つえの方の介助はできませんと断られ、受け付けられるのは車椅子と盲人の方のみと言われたそうでございます。
 また、当日、東京駅で乗るときにもう一度お願いをしましたら、車椅子に乗るなら介助をするということで、結局、この方は最終的に車椅子にわざわざ乗り換えて介助をしてもらったとのことでございました。
 私は、つえで歩くといっても、人によって障害の状況は様々で、特に電車の乗降はかなり危険を伴うため、介助を希望される方は一定数、これはおられるのではないかと思います。また、つえの方は対応しない、介助を希望するなら車椅子に乗り換えてというのも余りにもしゃくし定規的な対応で、やはり希望された方にはつえでの支援をしてよかったんじゃないかと思っております。
 いま一度このガイドラインに戻りますが、このガイドラインでは、「基本の心構え」の項におきまして、「接遇を実施するにあたっては、高齢者、障害者等の移動上及び施設の利用上の利便性及び安全性を確保するため、支援を適切に行うよう努める。」と書かれております。また、「対応の留意点」では、「利用者の要望を的確に把握し、利用者が何を必要としているのかよく確認することが大切。利用者の立場にたった対応を行う。」と示されております。
 そこで伺いますが、今紹介した内容はほんの一例かもしれませんが、国交省といたしましては、公共交通の現場においてこのような対応が生じないよう、また、誰もが安心して利用や移動ができる社会の実現に向け、いま一度、このガイドラインの目的も含め、各交通事業者に周知徹底していただく必要、これがあるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。御答弁を願います。

発言情報

speech_id: 121104319X01020230419_022

発言者: 中川康洋

speaker_id: 10992

日付: 2023-04-19

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会