山本剛正の発言 (国土交通委員会)
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○山本(剛)委員 これは本当に非常に重要で、やはり、その安定確保がなければ価格の安定性も担保されないわけであります。
例えば、家庭用の廃油を、年間で十万トンぐらい出るらしいんですけれども、それを、じゃ、回収していきましょうよというふうになったとしても、これは人の努力に寄りかかるものでございまして、やはり、安定性をどのように担保するかというのは、多分、結構難しいし、コストもやはり大きくかかると思うんですね。コストがかかって結局燃料代が高くなるのであれば、もちろん、私は、航空会社の企業努力は大前提だと思いますよ、大前提だと思うけれども、その企業努力を上回る価格の上昇があった場合には、SAFの導入はやはり進まないわけでありますよね。
ですから、原料をきちっと確保する、最終的には合成燃料をしっかりとやっていくことが大事なんですが、ここ十年、二十年の話でいうと、やはり、廃油を用いたりバイオエタノールを用いたりするSAFに寄りかからざるを得ないという現状であるわけでありますから、何としても、特に廃油に関しては国外に三割ぐらい輸出もあるんですよね、だから、それを国内でしっかりと消化できるようなサプライチェーンの構築であるとか、様々なやはり可能性を追求をしていただいて、原料の確保をしっかりとやっていただくことによる価格の安定性の担保というものをしっかりと取っていただきたい。
そういったことが、先ほど言った対策の中にしっかりと盛り込まれて、明らかな形になっていないと、やはり、業界の皆さんもそうですし、多くの皆様方が不安に思うわけであります。数字が先走ると、その数字に群がる人間が出てくるんですよ。誰とは言いませんが、そういう人たちがこの日本の環境問題をリードしているとするならば、やはり、どんどんどんどんちょっと違う方向に進んでしまって、さっきも言ったような、脱炭素が、もう二酸化炭素を排出しない社会を目指すんだみたいな乱暴な意見になってしまいかねないと私は思っております。
あくまでも、カーボンニュートラル、プラマイ・ゼロを目指す、その中で、日本経済がより発展していくためのカーボンニュートラルというものを是非構築をしていっていただきたい、そして、航空業界の中で確立をしていただきたいというふうに思っておりますので、是非お願いをしたいと思います。
SAF供給の制度整備についてもちょっとお尋ねをしたいというふうに思います。
SAFの導入促進には、安定供給に加えて、従来燃料との価格差をどのように縮めるかが重要な課題なわけであります。先ほども申し上げましたとおり、民間の経営努力、大前提ですけれども、その経営努力を超えるものであっては私はならないと思いますし、導入も進まない。SAFは、我が国の経済成長、さらに、安全保障にとっても重要な戦略物資であり、国際競争力を確保するための大胆な政策支援が私は必要だというふうに考えています。
欧米を中心に、今、実際、SAFの市場導入を加速する政策支援が進んでいます。特にアメリカでは、既に、SAF普及に向けて、軍事、民間双方のジェット燃料を二〇五〇年までに全てSAFに転換をするという長期のグランドデザインを示して、従来のジェット燃料並みの価格でSAFを供給できる制度整備がされている。
SAFに関わるベンチャー企業が今、アメリカに集まり始めているとも聞いております。欧米がどのような政策によってSAFの安定供給と価格低廉化に取り組んでいるのか、把握をしていらっしゃるんでしょうか。
その上で、昨年設置された、SAF導入促進に向けた、先ほど申し上げられた官民協議会を通じて、どのような政策支援を、中身を検討をされてきたのか、その内容で国際競争力を確保できるのか、従来のジェット燃料並みの価格実現に向けて十分なのか、進捗状況も含めて、継続検討すべき課題についてお答えをいただきたいと思います。