黒田東彦の発言 (財務金融委員会)
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○黒田参考人 私は二〇一三年の三月に日本銀行総裁を拝命したわけですが、それまでの十五年間はデフレが続いておりまして、失業率も四、五%、就職氷河期と言われた時代が十五年間続いたわけです。
日本銀行の使命は物価の安定ということで、これは日本銀行法にもはっきり書いてあるわけでありまして、日本銀行総裁を拝命したときに、やはり、デフレ、これを克服して物価の安定を達成するということが日本銀行総裁として最も重要なことであるというふうに考えました。
なお、二%の物価安定目標をできるだけ早期に達成するということ自体は、既に二〇一三年一月に白川総裁の下で金融政策決定会合で決定し、かつ、政府と日本銀行の共同声明にも盛り込まれていたわけであります。そういうことを踏まえて、共同声明に沿ってそれぞれの役割をしっかりと果たしながら、連携してマクロ経済政策の運営に当たってきたわけであります。
その下で、先ほど来申し上げているとおり、日本銀行は、物価の安定という自らの使命を果たすために、二%の物価安定の目標の持続的、安定的な実現を目指して金融政策を運営してまいりました。この目標やその実現に向けた具体的な施策は、いずれも日本銀行が金融政策決定会合において決定したものでありまして、物価安定の目標、これを実現するために中央銀行の独立性が必要であるという考え方自体は、歴史的な経験を踏まえて世界的に確立されておりまして、この点は一九九八年の新日銀法によってはっきりと、「日本銀行の通貨及び金融の調節における自主性は、尊重されなければならない。」という形で明確に定められておりまして、それを踏まえて適切な金融政策の運営に努めてきた次第であります。