荒井優の発言 (文部科学委員会)
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○荒井委員 ありがとうございます。
性の問題をやはり学校はタブー視し過ぎてきたというふうに思っております。やはりもっと前向きに、そしてオープンに、しっかり学校で議論していっていいことだというふうに思いますので、非常に、少子化の問題ともすごく密接に関連していると思いますし、どうぞ、文部科学省を挙げて、まさに性教育や性の問題、性のことについて話し合うカルチャーというものを、なかなか家庭ではしにくいことがあります。でも、だからこそ学校というものが存在して、学校でいろいろな人たちとしっかり話し合っていくということが大事だと思いますので、そういうこと、是非御検討いただきたい。
これは本当に、女性がしやすいという言い方が正しいか分かりませんけれども、でも、多くのお母さんたちが、本当にこのことに対しては学校にやはりすごく期待を寄せているところだと思いますので、大臣への期待も多いと思う領域ですから、どうぞよろしくお願いいたします。
そして、もう一つ、あと今大きな課題だなと思っていますのが、奨学金の現状ですね。
僕の学校も、実は、元々は、大学の進学率が三割、専門学校が三割、就職が三割という、いわゆる進路多様校と言われる学校だったんですが、僕が校長になって、進路指導、進路に対しての話を一生懸命していったら、大学進学率が約六割弱まで一気に上がったわけですね。それは、結局、どういうことをしたかというと、お金のかからない大学というものを御紹介したわけです。
例えば、御存じでしょうか、公立の短期大学というのが日本には幾つもあります。例えば山梨県の大月短大とか、岡山の新見短大とかあるんですけれども、三重の三重短大とか。こういうところは、短大といっても、実は大学三年生への編入を一生懸命勧めるんですね。ですから、二年間、勉強を一生懸命して、そして三年生になると国立大学に行く子たちが結構多いんです。そして、学費がいろいろな形で補助されていて、非常に安く設定されているわけですね。そうやって、みんな大学には実は行ってみたいんだなということが大変よく分かってくるわけです。
でも、もちろん、一部の、お金を借りる必要があったりもする子たちがいます。そうやって奨学金を、もちろん僕もこういうのがあるよと言って御紹介して、たくさんの生徒がやはり借りて、そして今返しています。でも、こうやって今奨学金を返している子たちが、労福協の調査によれば、やはり三割の人たちがこの奨学金を返すのが苦しくて結婚や出産、子育てに至らないという声を、それはもう自戒を込めて、こういう状況になっている今のこの国の制度って何なんだろうというふうに思うんですね。
世の中にはいろいろな、奨学金を少しでも減らす仕組みがあるわけです。今の政府でも、出世払い型、J―HECSみたいな形、出世払い型の返済制度も進めています。大学院だけだったり一部ですけれども、僕は、本当に、もっともっと一気に広げていく、こういうことこそ、文部科学省、文部科学大臣の、やはり予算を取って、大きなお仕事の一つだと思いますし、でも、予算をつけるのが簡単じゃないというのは、一年生の野党の議員からでもだんだん分かってきました。
でも、それであれば、もう一つ、会社の代理返済制度というのがあるわけですね。奨学金を抱えている子が入ってきたら、その分は人件費分として会社が払うよと。その会社は税控除の対象になっているはずなんです。この仕組みに関しては、別に予算的な制限があるはずではないというふうに伺っております。
でも、全国で見ると、まだ六百社ぐらいしかこの制度を使って人を採用しているところがないというふうに伺っています。いやいや、もっともっと多くの会社が、みんな人材難で苦しんでいるわけですから、こういう制度も使っていますよ、だから、大学生の皆さん、奨学金を返済中の社会人の皆さん、うちの会社に来てくれたら会社が肩代わりするから、一緒に我が社で働きましょうよという制度があること、それを多くの会社の経営者の人にも理解してほしいですし、そういうところを是非使ってくれたらおたくの会社に転職、入社できますよと就職希望者が言えるような、それをもっともっと広げてほしいと思っていますが、是非そういうイニシアチブを取っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。