日下正喜の発言 (法務委員会)

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○日下委員 公明党の日下正喜でございます。よろしくお願いいたします。
 まず、三月十三日の名古屋刑務所の視察に関連し質問いたします。
 昨年十二月、名古屋刑務所において、二〇二一年から二二年の間に暴行を含む四百二十一件の不適正処遇事案があったことが報道されました。約二十年前にも暴行によって三名の受刑者が死傷するという事件があり、旧監獄法の全面改正がなされ、再発防止を誓い、進んできたはずの刑務所において、再び国民の信頼を損ねてしまう事件が起きてしまったことについては大変に遺憾に思います。また、約千名の受刑者を抱え、使命感を持って真摯に働かれている多くの刑務官や職員のことを思うと、大変に残念に思います。
 今回の事案は、受刑者の左まぶた付近にけがを認めた職員が当該受刑者に理由を確認したところ、別の職員に暴力を振るわれた旨を申告したことから発覚し、より詳細に監視カメラ等を用いて調査した結果、次々と不適正処遇が発覚したということでございました。二十年前の教訓が生かされていない状況に憮然たる思いを持ちました。もし監視カメラの映像がなかったとしたら他の事案も表には出なかった可能性があります。
 不適正処遇を行った看守など二十二名のうち、十五名は採用三年未満の若手で、組織的な関与ではなかったこと、また、それらを監督すべき職員も全く認識がなかったと伺いました。
 しかし、会社であれ、団体であれ、その組織風土というものは上層部がつくり出していくものです。認識がないこと自体が問題で、日常的なコミュニケーション不足もあったということですが、上司と部下との日常的なささいな会話や触れ合いの中に、人権感覚、人権意識、受刑者に対する蔑みや憎しみ、本人の不満や不安などがあったとしたら、言葉や表情ににじみ出てくるものだと思います。また、逆に、豊かな人権感覚は上司から部下へと流れ通っていくものだと思います。
 理念を組織に浸透させていくためには、形どおりのマニュアルや研修等では足りないのだと思います。施設の性格上、当然、厳しい規律があることは承知しておりますが、役職や階級、また、部署を超えた人間としてのつながりが希薄であったのではないか、新たな改革に向けては、人間的な触れ合いを縦にも横にも築いていくことが必要ではないかと思うのですが、法務大臣の所見をお伺いいたします。

発言情報

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発言者: 日下正喜

speaker_id: 5170

日付: 2023-03-29

院: 衆議院

会議名: 法務委員会