長友慎治の発言 (予算委員会)

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○長友委員 ありがとうございます。
 日本人に合った職務給のモデル、そしてそのプログラムであったりが示されるということですので、それを六月まで、まあ早く知りたいというのが気持ちなんですけれども、しっかり、必ず賃上げにつながる中身にしていただくための議論をまた引き続きさせていただきたいと思っています。
 それでは、次の地方創生について移らせていただきます。
 地方創生とは、東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策です。二〇一四年九月三日の第二次安倍改造内閣発足後の記者会見で発表されて以来、八年以上がたちました。
 コロナ禍で地方に移住する人が増えた時期もありましたが、総務省が今年一月三十日に公表した二〇二二年の人口移動報告によると、東京都は転入者が転出者を上回る転入超過が三万八千二十三人となり、新型コロナウイルス禍で過去最少だった二〇二一年の五千四百三十三人から三万人以上増えたという報道がございました。三年ぶりに増加した形となっています。社会経済活動が次第に再開したためで、再び東京一極集中の傾向が強まったと言えるのではないでしょうか。埼玉、千葉、東京、神奈川の東京圏の転入超過は九万九千五百十九人。政府は二〇二七年度に転入者と転出者を均衡させる目標を掲げていますが、私は難航するというふうに感じているところです。
 コロナ禍で一般的になったリモートワークの広がりから、二拠点移住や地方移住も選択肢となりつつあるというのは地方にとっては明るい材料です。その上で、本質的に地方でも稼げる仕事や職場があるかどうかが東京の一極集中を是正するかできないかの肝ではないでしょうか。都市になぜ人が集まるのか、そこに稼げる魅力的な仕事があるからにほかなりません。
 私の地元宮崎の高校生の県内就職率、最下位かワースト三位に常に入っています。その理由を高校生に聞いたところ、県外に出た方が給料がいいからという回答が多い。また、親からも県外で稼いでこいと言われたと答える高校生がたくさんいます。実際、大規模な製造業種が他県と比べて少ないので、就職希望者は首都圏や京阪神地域に流出しているのが実態です。
 また、隣の熊本県に二〇二四年稼働予定の半導体世界最大手TSMCの熊本工場がエンジニアの採用を今開始しているところでございますが、それを見ると、新卒の初任給は大卒で二十八万円となっていました。大学院卒修士課程の方は三十二万円、大学院卒の博士課程の方は三十六万円が初任給。
 今、熊本の菊陽町は、運送や倉庫業の進出も活発化し、さらに、従業員や建設作業員向けの住宅や店舗需要が増加しています。菊陽町は全国一位の地価上昇率となり、どんどん若い人たちが押し寄せて、近隣の自治体にも波及効果が出ている状況を目の当たりにしているところです。
 つまり、門前町や炭鉱町などを例に挙げるまでもなく、稼げるところが町になるわけです。地方でのスタートアップの促進や働きたいと思える会社を地方にどれだけ増やせるか、稼げて魅力的な仕事を生み出していくためにも地方の支援が大切だと私は考えているわけです。
 そこで、岸田総理が施政方針演説で触れた地方の基盤産業の活性化について、具体的施策を担当大臣に伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 長友慎治

speaker_id: 30355

日付: 2023-02-02

院: 衆議院

会議名: 予算委員会