長友慎治の発言 (予算委員会)
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○長友委員 大臣、ありがとうございます。大臣からは、力強く、地方で稼げる仕事をつくるということをおっしゃっていただきました。
よく、地方創生で語られるときに、テレワークということが出てきます。東京の仕事を地方でできるようにするというのがリモートだったりテレワークになるんですけれども、実は、私が地元にいてテレワークされる方を見ていて感じることがあります。これは、テレワーク、極端なことを言うと、日本じゃなくて海外でもできることになるわけですよね。そうなったときに、地元にお金が落ちるかというと別に落ちるわけではないんですね。
日本じゃなくても外国でもできるようにするということではなくて、地方では稼ぐということにちゃんと向き合った地方創生に取り組んでいただきたい。やはり、地方に本社を置く企業、地方の地元企業の一社一社がちゃんと稼げるような施策を考えてほしいというふうに思います。私も一緒に考えてまいりますので、どうぞ、地方のためによろしくお願いいたします。
最後、食料安全保障について質問をしたいと思います。
賃上げから地方創生までの話をこれまでさせていただきました。その地方創生の基幹産業の活性化の中で、農林水産業の話も先ほどいただきましたけれども、私の地元宮崎県の基幹産業は農業なんです。賃上げ、賃上げと言うと、企業に勤めている人の給料を上げることに焦点が当たりがちですけれども、日本の食料安全保障を支えてくださっている農林水産業の皆さんの所得を上げることも喫緊の課題です。
特に、今は資材が高騰し、価格転嫁ができない中で、農家さんたちからは悲鳴が上がっています。新型コロナウイルスのマスクやワクチンの問題で、安全保障とは、国民が必要としているときに必要なものを供給できる能力だということが分かりました。国家とは供給能力だということを私たち国民は見せつけられたと思っています。
しかし、今の日本の農業を見ると、一九七〇年代には五〇%台を維持していた食料自給率は三八%まで低下してしまいました。生産者が高齢化し、担い手が見つからない、後継者が見つからない地域が全国に広がっています。ますます、私たちの命の源である食料の供給能力が落ちかねません。その原因が、農業で稼げるイメージが持てないからではないでしょうか。
先ほどの東京一極集中の是正の質疑の際も、都市部になぜ人が集まるのか、そこに稼げる魅力的な仕事があるからと述べさせていただきました。門前町や炭鉱町など、稼げるところが町になるという事例を出させていただきましたけれども、やはり農業を稼げる産業に国の責任で転換させていくことが至上命題です。
地方の農家の担い手不足が深刻な状況の中、農家の賃上げ、所得のアップこそ必要だと考えますが、農林水産大臣の見解を伺います。