津島淳の発言 (予算委員会)
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○津島委員 ありがとうございます。
我が党におきましても、この価格転嫁というのは、国土交通分野のみならず、幅広く、中小企業政策としての観点からでも、BトゥーBそれからBトゥーC、そういった様々な局面においてどのように進めるべきかということを、今後もしっかり議論していきたいと考えております。引き続き、よろしくお願いします。
では次に、物流の方の課題について取り上げてまいります。二〇二四年問題と物流効率化についてでございます。
令和四年四月一日より、自動車運転業務従事者へ、時間外労働の上限規制と改正された改善基準告示を適用してまいります。この二〇二四年問題というのを簡単に言えば、そこで物流への影響が生ずる。具体的には、ドライバーの所得低下と離職が増えるのではないかという懸念、運送事業者の売上げが減って業績が悪化するということに対する懸念、そして、全体として、日本の物流、輸送力が低下して物流が滞るのではないかという懸念、これがいわゆる二〇二四年問題であります。
そこで、トラック協会のホームページ等を調べてみますと、七百二十七社に対してアンケートしたものだと思っておりますが、時間外労働年九百六十時間超えのドライバーのいる比率というのは全体で二七・一%、約三分の一。長距離のドライバーに限っていえば、四八・一%、半分なんですね。当然、働き方改革や御本人の健康ということを考えれば、余り働き過ぎはよくないんだけれども、じゃ、厳密にこれをやっていくと、日本の物流が停滞をするという懸念は当然あるわけであります。
実際、実例をちょっとお話しした方が委員の皆さんに御理解いただけるのかと思って、いろいろ、私、実例を考えてみました、二つほど。
一つは、じゃ、私の地元大間からマグロを積んで豊洲の市場に向かうといたします。大体、大間から東京まで距離にして約八百十四キロ。トラックで行けば、天候による前後はありますけれども、大体十一時間から十二時間だと承知しています。その場合に、今の、改善基準告示、連続四時間走ったら大体三十分は最低休憩してくださいねという話。そうすると、最低三回休憩しますから、一時間半、余計に見ておかなけりゃいけないんですね、所要時間、ということであります。
後ほど、この点、加藤大臣にもお尋ねするので、岡山から東京豊洲までシャインマスカットを積んで運ぶ場合もちょっと考えてみました。距離約六百七十八キロ。ちなみに、六百七十八キロというのは、青森市から東京も同じ距離。青森インターから川口の出口、つまり、東北自動車道の距離でいうと大体六百八十キロ。同じくらいと言ってもいいと思います。大体、トラックで九時間から十時間。そうすると、四時間運転して三十分休憩ということは、最低二回休憩で、一時間、余計に見ておかなきゃいけないということであります。
ここで、荷主が休憩時間というものを考慮せずに、この時間までに届けてくれよと言った場合には、運送業者さんとすれば、それはできませんと言えればいいけれども、言えない。ということは、二人ドライバーで、交代して休みなしで走らせていくかということをやらなければいけない。じゃ、二人分の運賃をいただけるのかというと、なかなかそれも厳しい。そういうのが実態だということ、これを地元のトラック業界の方からお聞きをしています。
つまりは、荷主が時間的な余裕というものに理解を示していただくか、もう一つはドライバー二人分の運賃を払ってくれるか、荷主の理解は不可欠だということです。
この取組、理解というものを広げるというのは、BトゥーBの世界じゃなくて、BトゥーCでも必要だと思うんですね、Eコマースが広がってきていますから。
だから、私から提案申し上げたいのは、消費者の皆さんに、最終荷主である、着荷主である消費者の皆さんに輸送モードを選んでもらう、モーダルセレクトという考え方はできないものか、そこに利用者へのインセンティブというものを組み合わせて、なるべく輸送事業者に負荷がかからない形というものをつくれないか、つまり、輸送手段の最適化というものを図っていけないかということであります。
こうした点も踏まえて、国土交通大臣、斉藤大臣には、二〇二四年問題への対応と、物流の改善と生産性向上に向けての対応についてのお考えをお伺いします。
加藤厚労大臣には、荷主企業に対し労働基準監督署から適切な配慮というものをお願いをしていただきたいということ、国民に広く適正な宅配サービスの利用を呼びかけるということ、あるいは、災害など予期し得ない事象に遭遇した場合、その対応に要した時間というのを除くというのが新設規定としてできております、こうしたことを周知すること、こうした取組をしっかり進めていく必要があると思いますが、この点についてのお考えをそれぞれお伺いをいたします。