山本剛正の発言 (予算委員会)
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○山本(剛)委員 重油も灯油も、まあ、灯油とジェット燃料はほぼ一緒なので、もうやっているからという意見ですけれども、それはそれでやればいいんですよ。
ただ、やはり、暫定税で、当分の間税とも言われますが、いつかこれは決着をつけなきゃいけない問題だと思います、ある意味。それはもう本当に国会で議論をしなければいけないと思いますし、どういう方向でやっていくのかというのはこれからの議論になると思いますけれども。
今、国民が本当に苦しんでいる中で、どういう効果を出して、どういう実感をもたらせるかということを、是非政府の方では真剣に考えていただきたいというふうに思います。
次に、ちょっとマイナ保険証について、全くがらっと変わって、兆の話をしていたのを、今度は一円、二円の話をさせていただくんですが。
これはちょっと丁寧にやりたいんですけれども、マイナ保険証、使えるところでは非常に便利です。でも、この使えるところが驚くほど少ないんですね。
まず、一枚目のパネルで、導入状況と補助について御覧をいただきたいと思うんですが。令和二年からの取組にもかかわらず、このようなお粗末な状況なんです。なかなか実は導入が進んでおりません。このグラフを見ると、笛吹けど踊らずの状況がずっと続いているというのが分かります。これは、こんなことできるわけがない、どうせ無理と、たかをくくって、申込みすらしていない状況。昨年の六月に、今年の四月から義務化の方針が出たら、慌てて申し込んでいるのがこのグラフを見れば分かります。
医療機関等だけに責任があるのかといえば、そうではありません。補助金の執行状況です。国は潤沢に交付金を出しているんですね。執行されていないのが分かります。交付額千二百七十億円に対して、執行は僅か四百八十二億円です。予定の半分も執行されていないこれを、ずっと放置をしてきたわけであります。
カードリーダーの無償提供だけではなく、様々なメニューがそれに用意されて、手厚く講じられているのが分かると思います。そして、丁寧に、加速化プランなんというものまで設けているのに、全く加速化されていないというのは、どういうふうに説明するのかなと思うんですが。国側も、お金は十分に出しているんだからいいだろうと言わんばかりのこれは管理体制なのではないでしょうか。
つまり、医療機関などは義務化などできるわけがないというふうに思い、国はお金は出しているんだから使わない方が悪いみたいな状況が放置をされてきたのではないかと思っております。遂行していく責任の所在が曖昧なのに、導入が進むわけがありません。
先日、導入が進まないことに対して、怠慢が招いた結果だよと私が言ったら、ある他党の議員が、補助金が足りないんだよと不勉強なことを言っていましたよ。議員からしてこの認識ですから、がっかりなんですけれども。
問題の本質は、実はここじゃないんです。
現場では、義務化を受けて導入できていない言い訳に、申し込んでいるんだけれどもメーカーが対応できていないと、メーカーのせいにしているところもあると聞いています。実際、私は聞きました。そもそも、メーカーさんは、注文も入らないのに十分な生産ラインをしくわけがないんですね。これは民間の論理です。実際、初期の頃に注文された医療機関では、メーカーも仕様も選べたというところもございます。
ここまででも大きな問題なんですが、更なる問題、本質は、ここから先にあります。
マイナ保険証を使用すると様々なメリットがあります。これだけマイナンバーカードを作って、作ってと言っているわけですから、インセンティブぐらいつけなければいけないわけでありますけれども。ところが、このような導入率ですから、メリットが受けられないんですね。受けられないどころか負担になっているということをちょっとお話をさせていただきます。
昨年十月までは、マイナンバーカードを推奨しているにもかかわらず、マイナ保険証の方が、初診料、再診料、調剤共に、マイナ保険証を利用する方が負担が大きかったんです。
でも、これは理解不能なんですけれども、昨年の十月以降、初診料と調剤はマイナ保険証を利用した方が負担が少なくて、四月以降は再診料も同様になります。これは一年特例措置があって、その先はまた戻るらしいですけれども。
ですが、先ほども申しましたとおり、対応している医療機関が少ないから、この恩恵を患者さんが受けられないんです。つまり、マイナ保険証の方が窓口負担が安いのに、マイナ保険証を使えないから元の保険証を持ってきてくれと言われるんですね。それを提示せざるを得ない状況なんですが、そうなると、高い点数で計算されるから、差額分も患者さんが払わなきゃいけないんです。
つまり、導入が進んでいないことは患者さん側の何の不備でもないんですよ、患者さんは何も悪くないのに、残念ながら、その負担、小さな負担かもしれませんけれども、それを全ての患者さんに押しつけているんですね、マイナ保険証を持っている全ての患者さんに。
見ると、初診で二点違いますから、一点十円の三割負担で、窓口負担が六円増える。四月からは四点も違いますから、窓口で十二円も負担増になるんです。
たかだか十円、五円の話だから、そんなこと言うなよと思われるかもしれませんが、ちりも積もればでございますし、そもそもこれは患者さんに負担させるようなものなんでしょうか。少額だからいいとでも思っているんですか。それが政府の姿勢なんでしょうか。そもそもが間違っていないのか。
今、賃金が上がらない中で、物価高で家計が苦しいと、多くの方が苦しんでおられます。そういう中で、総理は増税を言う。国は、制度をつくっても導入が進まなければ、少額だからと筋違いの負担を平気で国民に強いる。こんなことで国民が納得するとお思いですか。
せめて患者への負担をなくすように、総理、指示していただけないでしょうか。いかがでしょう、総理。