西野太亮の発言 (予算委員会第七分科会)
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○西野分科員 ありがとうございます。本当におっしゃるとおりだと思います。
私は、こうした意義といいますか、こういったことを背景に、今は残念ながら当たり前じゃありませんけれども、五年後にはサーキュラーエコノミーというものが広く一般に知れ渡って、当たり前になっているんだろうと思います。そのために私たちは、先手先手でいろいろな対策を打っていく必要があるんだろうというふうに考えております。
今おっしゃっていただいた様々な意義について、三つの意義について、一つ一つ掘り下げていきたいと思います。
まず、資源制約の観点。私は、経済安全保障の観点というふうにも言い換えることができるのではないかというふうに思います。
世界の人口増加、さらには経済発展を背景に、ニッケル、マンガン、鉄、アルミニウム、こうした重要な資源に対する需要が飛躍的に増大しておりますし、今後もますます飛躍していくものと見込まれています。例えば、二〇〇〇年から二〇一九年までの間に、こうした需要が一・七倍に伸びております。そしてさらに、今後四十年間で更に一・七倍増大するということが見込まれています。また、これに伴いまして資源価格が押し上げられております。日本の調達コストが上がり続けているということでございます。
そして、当然でございますけれども、資源も決して無限ではありません。当然、有限です。例えば、現在の埋蔵量に対して、二〇五〇年までの累積需要という見込みがあります。例えば鉛でいいますと、埋蔵量が一に対して、今後二十年、三十年の需要量というのがその六倍。そして銀、Agでは約十倍。そして、インジウムという余り聞き慣れない物質がありますけれども、液晶パネルとか太陽光パネルに使われている物質だそうでございますけれども、これについて言えば、需要量は埋蔵量の七十二倍というふうにも言われています。当然ながら、こうしたものは再利用していかなければ、資源がなくなって、この資源を原材料とする製品がつくれないということになってしまうわけです。
そして、もう一つの観点、資源の偏在と資源ナショナリズムという観点も重要だと思います。
こうした資源が一部の国に偏在しているという現実があります。例えば、肥料の三大要素と言われておりますカリウム、これは埋蔵量の八割がカナダ、ベラルーシ、ロシアに偏在しています。
そしてまた、世界中で資源ナショナリズムが加速しているという残念な状況もあります。
例えば、同じく肥料の三大要素の一つ、リンという物質がありますけれども、これは日本にとって一番最大の輸入元であった中国が自国の需要を優先しておりますので、輸入を抑制している。我々は慌ててモロッコからの調達を増やすことにして、何とか賄っているという状況です。
そして、インドネシア。これは、日本語を勉強する人々が世界で二番目という、親日国と言ってもいいと思いますけれども、このインドネシアでさえも、ニッケルの一大輸出国だったんですけれども、国内産業育成を優先するがためにニッケルの輸出を禁止する措置を取ったという状況があります。
このように、資源が有限であるだけではなくて、資源の偏在性、そしてまた資源ナショナリズム、こうしたものが相まって、我々が欲しい資源に自由にアクセスする、その余地が小さくなっている、これが現実だというふうに思います。
そこで、経済産業省にお尋ねします。
こうした状況を前提としますと、主要な資源、本当に必要な資源については、資源ごとに主な輸入先を踏まえたリサイクル率、あるいはそうしたものを含めた自給率という目標を定めていくべきなんだろうと思います。しかし、そこに一足飛びにはなかなか行けないと思いますので、その前段階として、資源ごとのクリティカリティーといいましょうか、重要度、あるいは致命傷度合い、こういった目標、こういったものを明らかにしていくべきではないかというふうに考えますが、現時点でのお考え、お取組についてお聞かせいただければと思います。