田中英之の発言 (地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会)

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○田中(英)委員 この間、保育士不足による、ああいったバスの置き去り等々があったということも含めて、ここの部分というのは、全体像、保育士の全体像の確保も必要であろうかと思います。本当に政府として責任を持ってここの対処に関しては考えていただきたい、そういうふうに思います。特に四、五歳児、ここは七十五年間、ちょっとやはり時代に合わない部分もございますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次でございますけれども、働き方改革の推進です。
 今の保育士のことに絡むわけでありますが、保育士不足と言われているのですけれども、やはり、何でなんだろうなという思いがあります。
 給与面なんかでは、この十年間で、高いとは言えませんけれども、一八%、実は給与の改善がありました。大体五万四千円から七千円だと思います。また、経験年数七年程度働いていただいているような専門リーダー、こういった方々が研修を受けると月四万円程度、さらには、経験年数が三年程度の職務分野別のリーダーの方々も、研修を受けることによって月五千円程度の手当がつくということになってまいりました。
 でも、それでも保育士は不足するんですね。原因は間違いなくほかにあるわけでありまして、給与が増えるということは、これは現場の皆さん、本当に喜んではおられます。でも、もう一方であるのが、長時間労働だというところです。
 特に、女性の先生にお伺いすると、自分の子供を見る時間がなくなると思うだけで、やはり保育士に復職するのをちょっとちゅうちょするという声がございます。保育士に復職できる環境をつくって確保することがやはり必要だというふうに思います。そういう意味では、保育士の働き方改革というのは子供、子育て世代を支える、このことにもつながってこようかというふうに思います。
 例えば、単純に考えますけれども、小学校就学前の子供がいる御家庭、短時間勤務また労働であれば、例えば六時間勤務であれば、そう考えると、預けに行くのは今よりも一時間ゆっくり行こうかなということができるでしょう。さらに、一時間早く迎えに行くこともできるでしょう。特例の朝夕、こういった延長保育はあるにしても、基本的な形は労働時間が短く、先生方もなってくると思います。
 今、保育士は、ともすれば一日十一時間労働で、週六日で六十六時間働かなければならないような、長時間と言われることもあります。そういう意味では、一般の労働から比べると、そこには少しかけ離れた現実があって、本当に重労働で、長時間ということに悩まされているのが保育事業者の悩みでもあろうかと思います。
 そこで、育児休業法で短時間勤務制度が拡充できて、ある意味では有給でできるので、満額そういったものができればいいなとは思うんですが、なかなかそういったところに至るのは難しいかなと思います。本当は小学校就学前までこの措置ができれば、育休とある程度同じような形で育児休業給付金が適用されたら、給料はやはりありますし、無給という形にはならないので、本当は望ましいなと思うんですが、まず、でも、先にやらなければならないのは、今回のプランにも示されているように、短時間勤務に併せて、例えばテレワーク、そして出退社の時刻の調整、また休暇など、柔軟な働き方を職場にきっちりと導入することを積極的に進めていただく必要があると思います。
 例えば、先ほども少し言いましたけれども、お父さんが遅出の出社になって保育園に送っていく、また、お迎えはお母さんが早く仕事を切り上げてお迎えに行く。そうすることで、ある意味、一定の有給というものは、給料があるということは、これは維持ができるんだと思います。
 こういう制度をつなげることによって、保育士の働き方改革が可能になってくるのではないかとも思いますし、これは保育士不足を解決する一つの方法でもあろうかと思います。
 先ほど、配置基準の改善についても、保育士をちゃんと確保しないといけませんねという話でありましたし、そして、この育児・介護休業法の短時間勤務制度を始め、テレワークや出退社時間の調整をすることによって、やはり有給であるということ、給料があるということが大きいと思います。経済的な支援にもこれはつながるというふうに思っておりますので、このことをもっと強く積極的にこれから進めていただければと思いますが、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 田中英之

speaker_id: 26598

日付: 2023-04-11

院: 衆議院

会議名: 地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会