香田洋二の発言 (財務金融委員会安全保障委員会連合審査会)
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○香田参考人 直截的な返事は、情勢に応じて防衛費の増減があり得べしということだと思います。
今は非常に評判の悪い、その昔の基盤的防衛力というのは、これは基盤的なので、外的影響に関係なく一定の防衛力を維持する、それが、先ほど高見澤参考人が言われました、我が国の自衛隊の規模が一定だったというわけですけれども、ただし、これも情勢判断を間違うと、今のヨーロッパになるわけですね。
実は、オバマ大統領が二〇一六年に、何でNATOは約束どおり二%にしないんだと怒った一番の根っこというのは、冷戦が終わった後、NATOは寝てしまったわけです。本来やるべき、ロシアも、ヨーロッパの脅威がなくなる、ボスニア・ヘルツェゴビナの民族紛争はあるけれども、これは何とか対応できるだろうということで、大幅に下げた。ところが、ああいう独裁者が出た。今から増減しようとすると、これからやはり十年かかりますよ、NATOが本当に対応するためには。
ですから、重要なことは、減らすのはいいんですが、同時に、政府は、自分の大福帳の中にプランA、B、C、Dは常に持っていて、こういう事態のときは、ここを手当てをして、こういう防衛力の回復をするんだというプランなき単なる減少というのについては、ほとんど意味がない。ヨーロッパ、ドイツ、フランスが今失敗していて、今何とかしようとしていますけれども、間に合っていません。ということが起きるんじゃないか。
まさに、そこの政府の読み方、あるいは国会の皆さんの読み方一つだというふうに思います。