福山哲郎の発言 (外交防衛委員会)
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○福山哲郎君 これ、大臣の言われた同志国というのは、外交戦略上における目的を共にすると。外交戦略上の目的というのは多分多岐にわたっているので、今の大臣の表現ですと、目的ごとでの同志国というのはひょっとしたら異なる可能性もあると。
今回、円滑化協定を結ぶ。ACSAもやっている。もちろん、豪州、英国は同志国のうちの一つなんだと思いますけれども、お手元に資料をお配りしたんですが、例えばEUの、これEUの文書なんですけれども、これ、EU理事会のプレスリリースで、今後十年間のEUの安全保障と防衛を強化するための戦略的羅針盤というものに、これ、マーカー付けたところなんですけど、ライク・マインデッド・カントリーズとありまして、そこは戦略的に志を同じくするというので、実はここには、EUのこの文書の中に、アメリカ、カナダ、ノルウェー、イギリス、日本、そしてほかの国々といって例示があって、ライク・マインデッド・カントリーズがいわゆる同志国なんですね。何でこのライク・マインデッド・カントリーズが同志国かというと、実は日本の国家安全保障戦略の英訳もまさにその表現なんですね。
そうすると、これ、EUの表記にあるこの表現と、例えば今の英国、豪州みたいな、日本の今の感覚でいうとちょっと同志国の幅が日本の方が狭いというような感じもしなくもないと。
実は、次のページ行っていただくと、次は中国なんですけど、これは中国日報なんですけど、中国とその同志国は、イギリスの人権状況に深い懸念を表明し、深刻な制度的人権主義、人種差別、ヘイトスピーチ、排外主義及び関連する暴力などが存在すると。中国が、ある意味でいうと、同志国と一緒に警鐘を鳴らしているわけですよね、イギリスに向けて。実は、別の資料を見ると、中国と一緒に同志国としてある国といって、二十九か国が実は中国の同志国として列挙されているんです、この英語表現で言うとですね。
その二十九か国を見ると、ミャンマーとかいろんな国があるんですけど、一つ一つ見ていくと、日本とも関係のいい国もそもそも含まれているし、まさに大臣が言われたように、同志国という表現を目的に応じて外交戦略上パートナーとしてみなすというのは理解をするんですが、EUという塊ですら日本のことを同志国という表現をしていると。日本は、じゃ、EUを同志国という表現するかというと、多分現状余りしていないと思います。
これ、豪州とかイギリスは、この円滑化協定を結ぶことで同志国という表現をイギリスと豪州についてするように日本はなるんでしょうか。外務大臣、そこはどうされるんでしょうか。