福山哲郎の発言 (外交防衛委員会)

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○福山哲郎君 大臣、よろしくお願いします。
 大臣、もしあれならもう退席いただいても結構です、座っていなきゃいけないんだったらあれですけど。座っていなきゃいけないの。ああ、そうなんだ。じゃ、お願いします。済みません。
 じゃ、サミットについて。
 外務大臣、本当に御苦労さまでした。これはもう堀井委員と私は同じ思いでございまして、大変な御努力による成果があったのだというふうに思っております。外務省も大変だったと思いますし、各省庁もそれぞれのコミュニケの作成、さらには、先ほどお話がありましたロジ、警察、公共団体、民間も含めて大変だったと思いますので、本当に心から敬意を申し上げたいと思います。
 私は、ムスコカ・サミットとドービル・サミットに官房副長官として同行しまして、日本国内のマルチの会議でいうと横浜のAPECがありましたものですから、その三回を副長官として対応したので、どれほどの外務省や官邸や警察が動いていただいていたかは、少なからず、何というか、自分の経験で理解をしているつもりなので、こういった状況のときに、野党だからといって一方的に批判するのが合理的なものだというふうに私は思っていませんので、ここは本当に御苦労を皆さんがされたというふうに思います。
 特に、私の印象的に言えば、G7は、これまで、中国がいないと意味がないんじゃないかという議論はこの十年ぐらいずうっとあって、富裕国クラブだと言われ、影響力は落ちていると言われ、存在感がないと言われていました。当時、EUは、中国に対する根拠のない楽観論が結構ありまして、何で日本はそんなに中国のことを言うんだみたいなことをよく言われた記憶があります。
 しかし、今回のG7は、幾つかのポイントがあったと思いますが、やはりゼレンスキー大統領が対面で来日をされた、これはやはりウクライナの戦争の真っ最中だったということもあって、国際社会が注目をしていただいた。加えて、ロシアの核の、戦術核の使用の、何というかな、におわすようなことが何度もあって、その核の脅威が世界にさらされている中で広島で行われたと。このサミットが岸田総理大臣の選挙区である広島で行われたということも、それは何かの歴史の私は因縁であり流れだというふうに思っておりまして、その二つの面においても非常に意義があったと思います。もちろん、コミュニケの中身で不満なところはあります。広島ビジョンに関しても不満なところはありますが、全体としては、私は非常に日本の貢献は大きかったというふうに思います。
 また、これは私なりの思いですが、お答えいただければと思いますが、ゼレンスキー大統領が自ら日本に来たいということを要請をされたと報道で知りました。ということは、今回、招待国の中のインドやブラジル等は、このロシアに対してのポジションはG7と全部一緒かというと違います。その中で、ゼレンスキー大統領と席を同じくして語り合うというのは、本当にインドやブラジルや招待国もそれなりの意思決定を各国がしていただいた結果だと思いますが、そのことは、外務省が恐らく相当根回しをして、ゼレンスキー大統領が来るけど予定どおり日本に来てもらえるかという話も含めて実際にこのことが成立したんだというふうに思いますので、私のあくまでも想像ですけど、後ろでいかに本当に外務省のメンバーや日本政府のスタッフが頑張ってくれたかということは容易に想像が付きます。
 また、バイデン大統領の訪日についても、私はずっと実は邪推をしていまして、正しいかどうか分かりませんが、債務の問題もアメリカ大変だと思いますが、やっぱり広島で各国の首脳がバイデン大統領と資料館に入るというのは、アメリカの国内はいろんな声があって私はしかるべきだと思います。そこでブレーキが掛かっているのかなという邪推も私はしていた中で、バイデン大統領が広島に来られて、各国首脳と資料館に入ってあの状況を見ていただいたということも、非常に僕は、核軍縮を目指すということでいえばメッセージ性はあったと思います。
 ただ、具体的なことはなかなか前に出にくかったこともあるし、それから、核禁条約について何らかの言及ぐらいはしてほしかったなとは思いますが、それがなかったことは残念ですし、広島の被爆者の方々に若干失望が広がったことも僕は理解をしていますが、そこは本当に政治的なぎりぎりのところだったのではないかなというふうに私なりには想像しているところでございます。
 これから、やっぱり見ていただいたというのはすごくでかくて、やっぱりあの資料館に行けばみんな言葉を失います。それを各国の首脳が見ていただいた上でやっぱりロシアに核兵器の使用をやめろという自制を働きかけるというのは、一定の僕は効果があったというふうに思っておりまして、そのことについても敬意を表したいと思います。
 これもあながち、済みません、私がこんな昔話をするといけないんですが、安倍総理のときに、オバマ大統領が初めて広島に行っていただきました。あれもすごく歴史的だったんですが、実は、我々のときに、初めて駐日のアメリカ大使が広島に行っていただきました。ルース大使に、アメリカに、行っていただけるように実は交渉、私もさせていただきました。それがオバマ大統領につながり、そしてこのサミットにも、バイデン大統領が来日していただけるということも含めて、広島に行っていただいたと。
 やっぱり、外交というのは一つの流れと。そしてやっぱり、ある意味でいうと、核や広島の皆さん、長崎の皆さんの声を届けるというやっぱり日本の役割を果たしていくということがあるので、ちょっと話してばかりで恐縮なんですが、本当に心から敬意を表したいと思います。
 ゼレンスキー大統領が来る来ないの、ブラジルやインドの交渉も含めて、どんな状況があったのか、林大臣、言えないと思いますが、一応お伺いしておきます。

発言情報

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発言者: 福山哲郎

speaker_id: 23476

日付: 2023-05-25

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会