佐藤丙午の発言 (外交防衛委員会)

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○参考人(佐藤丙午君) ありがとうございます。
 装備移転の運用指針の問題は、非常に悩ましい問題だというふうに考えております。といいますのは、あの運用指針の中に細かく規定を書き込み、書き込めば書き込むほど我々はそれが抑制的に運用されるというふうに解釈されますけれども、逆に相手側にしてみると、その抑制的な指針を踏まえた上で日本と心を同じくし、日本の安全保障に貢献するということを考慮しなければいけないということになると、相手側に日本側に付くのかそうではないのかということを強制的に迫るものになりますので、逆に防衛装備移転を難しくする一つの要因になるのではないかというふうに思っております。
 そういう意味において、防衛装備移転においては、共同開発以外にも、それ以外にも技術協力、技術支援、またロジスティックスの協力も含めて、また海洋安全保障の五分野以外の領域においても様々な可能性があると思っております。それらを全て日本の安全保障政策に貢献し得るものというふうに規定することによる可能性の減少というのは、もう一つ考えなければいけないポイントだというふうに思っております。
 そういう意味でいうと、ダウングレード品でいいのかと先生がおっしゃる点は私自身も賛同するところでございまして、私の陳述の中で申し上げたとおり、やはり最初から相手の国に寄り添って相手の国の能力を向上させると、相手の国の懸念に寄り添って能力を向上させるという意味において、かなり初期の段階から防衛装備協力若しくは技術協力というのを展開していくべきだというふうに考えております。
 そういう意味でいうと、また最初の点に戻りますけれども、今の運用指針がこのままでいいのかという問題というのがここで議論していただきたい点であるとは思っております。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 佐藤丙午

speaker_id: 2770

日付: 2023-05-30

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会