杉原浩司の発言 (外交防衛委員会)

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○参考人(杉原浩司君) ありがとうございます。
 確かに、おっしゃるように、僕は武器という言い方をしますけど、政府がずっと武器と言っていたのを二〇一四年に防衛装備移転と言葉を言い換えたわけですから、まあ武器と言った方が分かりやすいと思いますが、確かに武器といっても様々な幅がおっしゃられたようにあると思います。
 今、それこそ与党協議で問題になっているのは、いわゆる殺傷能力のある武器の輸出を認めるかどうかということなわけですけれども、確かに、最終的にその殺傷能力のある戦闘機やミサイルの輸出まで認めてしまうということは、もしそれを輸出した後で、一定の事前に取決めはやるんだと思いますが、最後は責任を持ってそれ管理できないわけですよ、出してしまえば。例えば、韓国がフィリピンに輸出した戦闘機が国内の武装勢力の掃討作戦に使われて、殺傷に使われたりしているケースも実際にあるんですね。日本もフィリピンにどんどん出そうとしていますけれども、そういうことが、もしかするといずれ同じようなことになる可能性もあるわけです。
 ですから、とにかく殺傷能力がある露骨な武器は絶対に僕は出すべきではないというふうに思います。
 ただ、その上で、じゃ、防衛的な武器であればいいのかという議論があります。例えば、御存じだと思いますが、衆議院でも参考人質疑で、村山参考人がその守る武器をどんどん出していけということを言われていました。一つの意見としてあると思いますけれども。じゃ、守る武器といっても、結局は、単体では守るんですけれども、必ず軍事作戦の中のパーツとして使われていくわけですね。早い話が、防弾チョッキは、防弾チョッキを着けて戦えば相手を攻撃していけるわけですよ。ですから、全体のパッケージでやっぱり武器は考えなければいけない。
 そうすると、どこに線引きを引くかというのは非常に難しくなるわけですから、私自身は、すっきりと、かつて武器輸出三原則で禁じていたように、憲法九条の理念を生かすのであれば、武器は基本的に出さないというところに立ち戻るべきであるというのが私の持論になります。
 以上です。

発言情報

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発言者: 杉原浩司

speaker_id: 33751

日付: 2023-05-30

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会