杉原浩司の発言 (外交防衛委員会)

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○参考人(杉原浩司君) ありがとうございます。
 確かに、中国は経済成長しているということもあってかなりのスピードでもう軍拡をしています。それは事実としてそうですね。ですから、まあはっきり言ってしまえば、その中国の今の軍拡の勢いを見たときに、それに張り合って日本が軍拡しようとしたときに、私は、今日、陳述のタイトルに貧国強兵という言葉を付けましたけれども、むしろ、そのことは日本自身の経済や社会というものをむしばむことにしかならないんじゃないかと。だって、張り合っても恐らく無理なんですよ。
 ですから、一定の防衛力の整備という発想はお立場として分かりますけれども、少なくとも今の岸田政権がやっている四十三兆円、武器ローンも入れて六十兆円のこの異常な大軍拡というものは、貧国強兵をもたらすことはあっても、決して安全保障環境を良くすることにつながらない。むしろ、リスクを高めて、結局戦争の準備をすれば戦争を近づけるんですね。それはアメリカ見れば分かるじゃないですか。戦争の準備をして、戦争の訓練をして、世界中で戦争を引き起こしてきたのがアメリカですよ。そのまねをするんですかということだと思います。
 ですから、そこはもう腹をくくって、緊張の緩和であったり、信頼醸成、なくなってしまったINF条約のようなものをもう一度東アジアで作っていくような地道な軍縮交渉のイニシアチブを取るとか、できることは幾らでもある。あるいは、アメリカに核兵器の先制不使用を迫って、そのことによって中国の核軍拡もセーブするような方向に導くとか、もっといろいろな発想で大胆に外交努力をすべきであって、なぜ単純に軍拡すれば安全になるというところに行ってしまうのかということが僕は非常に疑問です。
 以上です。

発言情報

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発言者: 杉原浩司

speaker_id: 33751

日付: 2023-05-30

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会