杉原浩司の発言 (外交防衛委員会)
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○参考人(杉原浩司君) ありがとうございます。
今お二方から、ど真ん中の抑止論が出ましたね、まあ想定内なんですけれども。
僕自身は、抑止論というものが前提で今の軍備増強が、まあこれは日本だけじゃなくて世界的に軍拡の大波が世界を襲っていますけれども、本来、そのプーチン容疑者と言いますが、容疑者によるウクライナ侵略戦争から私たちが本当に受け止めるべき教訓は、そこではないと私は思っています。何かといえば、抑止論がやっぱり破綻したというふうに受け止めるべきだと思うんですね。
なぜかといえば、抑止論というのは、自分たちが軍備を増強して相手を脅せば、相手は私たち、自分たちへの攻撃を思いとどまってくれるだろうという、その相手の合理的な判断に依存した考え方なんですよ。それが今回、プーチンというリーダーには通用しなかったわけですよ。である以上、本当に、じゃ、深い安全や安心を確立するためには、相手のその意図に期待する、そういう軍備増強をやっていても、それはもう保障ができないわけです。
じゃ、何がいいかといえば、かつてレーガンとゴルバチョフが冷戦の終わりの時代に、INF条約、中距離核戦力全廃条約を当時の反核運動のうねりを背景に作りました。それによって、核だけではなくて通常兵器も含めた中距離のミサイルの陸上配備をやらないということを縛ってきた。これはとても先進的で重要な条約だったんですね。なぜそれを再びこのアジアでやろうとしないのかと。中国がその間に、米ロの間で中国がミサイルを確かに増やしてきた。じゃ、中国を含み込む形でお互いに軍縮するということはとても大事です、相互に、佐藤さんが言われたように。
じゃ、アメリカの側も、軍縮に向かった何らかのシグナルを送るべきなんですよ。例えば、それは核兵器の先制不使用であったり、あるいは平壌や北京に照準を合わせている横須賀のトマホークの常時発射態勢を解くとかですね、様々なオプションはあるわけです。