恒藤晃の発言 (環境委員会)

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○政府参考人(恒藤晃君) 鉄鋼業は、約二十二万人の雇用を支え、自動車産業を始め幅広い産業のサプライチェーンを支えます重要な基盤産業でございます。世界的な脱炭素化の流れの中で、この鉄鋼分野におきましても、欧州あるいは中国などにおきましてゼロカーボンスチールを造ろうという新たなプロセスの開発が加速をしてございます。こうした中、やはり世界に先駆けてCO2排出量の小さい製造プロセスを実現することで、我が国のカーボンニュートラルを実現するとともに、鉄鋼産業の競争力の強化をつなげていくということが重要というふうに考えてございます。
 その一つの有力な手法が水素によって鉄鉱石を還元する水素還元製鉄という技術でございまして、経済産業省はグリーンイノベーション基金などを活用いたしまして技術開発を進めているところでございます。既に小型の試験炉におきまして、当初目標でありましたCO2排出一〇%を上回る一六%削減という成果を上げているところでございまして、今後、より大規模な実証を行う予定としてございます。
 実用化の時期につきましては、水素を一部活用してCO2排出量を一〇%以上低下させる技術については二〇三〇年頃の実用化、そしてさらに、水素だけを還元剤として用いることでCO2排出量を大幅に低下させる革新的な技術については二〇四〇年代の実用化を目指してございます。
 できるだけ早期にこの水素還元製鉄の社会実装を実現すべく、官民連携して着実に研究開発を進めてまいります。

発言情報

speech_id: 121114006X00420230425_109

発言者: 恒藤晃

speaker_id: 20736

日付: 2023-04-25

院: 参議院

会議名: 環境委員会