辻元清美の発言 (環境委員会)
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○辻元清美君 おっしゃるように、世界の潮流は、むしろ都市の中に森をつくろうとか、それを計画して、相当、公園ではないんですよ、もう森までいっちゃえということで計画してやっていると。ヨーロッパなんかそれで町づくりをやっているんです。
これは国交省の分野だと言わずに、私は、環境省がしっかりと、このG7サミットでも先日まとめられたコミュニケの中にも、ネーチャーポジティブの観点からもしっかり進めて、リーダーシップ取ってほしいと思うんですね。
ある試みで、ある住宅会社が自分のところの住宅を建てたときに、できる範囲があれば五本ずつ木を植えるということをセットで売り出していると。そうすると、その町には昆虫とか鳥が戻ってきたというんですよ。ですから、そういう意味でも私は、都市の緑化というより、都市の中に緑だけじゃなくて森をつくっていく。
そこで懸念されるのが、神宮外苑の再開発、あのイチョウ並木、皆さん御存じですよね。あそこでオリンピックの大会も行われて、このオリンピックをきっかけに規制が緩和されて、あそこ再開発するという計画、今大きなちょっと波紋を投げています。大臣も、この国会でも何人か取り上げられて、東京都が所管ですけれども、私はちょっと環境大臣としてこれは意見聞きたいなと。
行ったことあると思うんです、皆さん、あのイチョウ並木、外苑前の、もう世界に誇るべき。これは百年前に渋沢栄一氏らが献金、募金を集めて、それであそこに木を植えたんですよ。日本で初めて風致地区に指定されたのもあの地域なんですね。非常に伝統と歴史と、多くの当時の先人たちが東京の中に森というか、つくろうということでつくられたもので、そこを開発をして、あそこ、野球場とラグビー場がありますから、それを入れ替えるということも伴って、あそこに四十階建てのとか十八階建ての商業ビルとか、それから三十八階建ての伊藤忠東京本社ビルをあの地域に建てるという計画なんですよ。
それで、反対運動が起こって、今日のこれ偶然でしたけど、東京新聞、坂本龍一さんが亡くなる前に小池知事とそれから文科大臣にお手紙も書いていらっしゃって、見直しをしてほしいと、東京新聞にも自分の思いを伝えていたようなんですね。
オリンピック招致活動の頃より、オリンピックを利用してあの地域を再開発するために規制緩和がなされた、聞き及んでいました、歴史や自然をないがしろにする開発を憂慮していましたが、現実になろうとしていると。そして、子供たちに美しい日本の姿を残せない様々な現実にはじくじたる思いがあります、病床からでもできることはしていきたいと。そして、未来のことを考えたとき、あの美しい場所を守るために何もしなかったのではと、禍根を残すことになると思い、後悔しないように、自分は病床なんだけどというのを送っていたというのが今日の記事にも出ているんですね。
これ、東京都の所管ですけれども、先日の四月の二十二日には、あの絵画館ありますね、あのイチョウ並木の一番向こうに、明治記念館前で大きな反対集会も開かれているんです。最初に反対の声を上げたのは日本に住んでいるアメリカ人なんですよ。それで、アメリカとかヨーロッパではもう考えられないと、その何十階建てのビルをああいうような地域に造るということはということで、そこから広がったんですね。
環境大臣は、このような再開発、その影響、私は懸念されているんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。