田中弥生の発言 (議院運営委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(田中弥生君) 御質問ありがとうございます。
 一期目の重点的に取り組んだことと成果、さらに今後の抱負についての御質問と承りました。
 まず、一期目の成果でありますが、私の御紹介いただきました専門の観点から、それに絡めて御説明申し上げたいと思います。
 まず、政策評価という観点なんですが、これは検査と非常に密接な関係がございます。一つには、我々は有効性の観点を持っておりまして、いわゆる施策や事業の目的達成度やあるいは効果の検証を行うというものがございます。ここについては、アウトカムの観点をできるだけ取り入れて対象を把握するようにということを指導してまいりました。
 それから二番目に、最近は、検査対象として非常に大きな政策そのものを検査をするようにという御要請を受ける機会が多くなってまいりました。そういった場合には、まず対象を、政策体系をつくって、そこからKPIの設定状況を見るというような方法ですね、これを導入をいたしました。
 それから、多くのデータを扱うという場面はやはり増えております。それについては、分析をする際にはどうしても統計解析の手法が必要になってきますので、これも導入するようになり、先日御提出申し上げたコロナ病床確保事業においてはこの統計解析の方法を反映させていただいております。
 それから、もう一つの専門である非営利組織論、これはまあ平たく言えばマネジメント論になります。ここにおきましては、会計検査の計画を策定する際に中長期の観点をより積極的に取り入れて議論をするようにしております。これによって検査計画の全体の見晴らしが良くなったり、あるいは将来の予測ですよね、これを付けやすくなったように思っております。
 また、もう一つは、国民の皆様にいかにこの検査報告をお届けをするかという情報発信、広報の課題がございます。これにつきましては、まだまだ改善の余地があるのではないかと職員と話しまして、現在、改革のプロジェクトチームが走っているところであります。これについてはまだ始まったばかりですので、今後、成果を出していくべく進めてまいりたいと存じます。
 そして、今後の抱負でありますが、まず会計検査院は憲法九十条に根拠を持つ組織でありまして、そして会計検査院法第一条で内閣から独立した組織である、これをもって他から影響を受けることなく検査に従事することができますので、今後も厳正、公正に検査を進めるために職責を全うしてまいりたいと思います。
 その上で、少し具体になりますけれども、三つ挙げたいと思います。
 一つは、まず検査報告の質を上げていくことです。今も、手前みそになりますが、いい報告書ができたなと思うこともあるんですけれども、まだまだ質を上げることはできるだろうと思っておりますので、上げていきたいと思います。
 そして二つ目に、より分かりやすく検査報告を国民の皆様に、あるいは国会にお届けするということを心掛けたいと存じます。
 そして三番目に、私どもの職員が、非常にモチベーションの高い職員でありますけれども、その能力、機能を十分に発揮できるように業務改革を進めていきたいと存じます。

発言情報

speech_id: 121114024X00320230126_013

発言者: 田中弥生

speaker_id: 1230

日付: 2023-01-26

院: 参議院

会議名: 議院運営委員会