氷見野良三の発言 (議院運営委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(氷見野良三君) 一人一人の国民の暮らしをどう捉えるかというのは、いろんな側面がありますけれども、一番単純には、一人当たり実質GDPで、購買力平価で比べてみるということが、まあそれで本当に分かるのかというところはあるんですが、第一次接近としてはあり得ると思うんですけれども。
 結局アメリカにはずっと追い付けなくて、距離が同じか広がっていって、それで、じゃ、距離が同じだからいいかというと、一人当たりGDPで見ると、香港とかシンガポールには随分昔に抜かれて、台湾にも抜かれて、今度は韓国とほぼ同じくらいになっているということで、もうある意味、この二十年、三十年というのはアジアの国に追い抜かれていく過程だったと、まあ国力とかというのは分かりませんけど、一人一人の豊かさという意味では追い付かれて抜かれていく過程だったというふうに考えております。
 それは全く否定的に捉えるべきことかというと、少子高齢化が進む中でそれをそこまでで踏みとどまったと言うこともできると思いますし、あるいは、平均余命、平均寿命とかで見ると、男も女もずっと延び続けているのは日本で、もうアメリカとかは途中で下がり始めたりとか、ドイツとかもそんなに長くないとかで、なので、いろんな面で国民の暮らしというのは捉えていく必要があると思いますけれども、個人的には大変悔しいというふうに考えておりますし、他方、国力みたいな面で考えると、為替相場で換算したGDPの総額が一つ尺度になると思いますけれども。
 日本も、あるときにはアメリカの七割の規模にまでなったわけであります。中国がすごいとか言いますけど、最近でも、ちょっと直近は分かりませんが、二〇一八とかですとアメリカの七割行っていないと。ですから、対米経済規模では日本はかつては今の中国よりでかかったのが、ある意味そのもう三分の一ぐらいになってしまったということで、やむを得ない面もいろいろあると思うんですけれども、仕方ないというふうに考えるのでは余りに悔しいというふうに考えております。

発言情報

speech_id: 121114024X00920230228_175

発言者: 氷見野良三

speaker_id: 974

日付: 2023-02-28

院: 参議院

会議名: 議院運営委員会